書籍詳細

野獣な若頭はウブな彼女にご執心3
定価 | 1,320円(税込) |
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発売日 | 2025/09/26 |
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内容紹介
立ち読み
夢の中で雅(まさ)姫(き)はジェットコースターに乗っていた。
激しく左右に揺れる身体。フワッと持ち上がったり、落ちたり。
長い長い坂をゆっくりと駆け上がり、頂上に着いたと思ったら急降下。
「あっ……はぅ……ん。ひぃ、いっっくぅ!」
声が引っ切りなしに口から漏れる。しかし、こんな声は通常ジェットコースターでは出さない。そして得体の知れないものが身体を弄る。何かが変だ。
「寝とっても、腰振って潮噴いて。ホンマにええ女やなあ」
最愛の人。生涯の愛を誓った男――尾(お)乃(の)田(だ)真(しん)一(いち)郎(ろう)の声が天から聞こえてきた。
「だって。だって……! このジェットコースター変なんです! 色々な仕掛けのある、あのエッチな椅子みたい!」
天の声に向かって雅姫は叫ぶ。
半年ほど前に、尾乃田が悪戯として購入したある椅子があった。
尾乃田の古くからの知人に彫師がおり、彼は手先が器用でアクセサリーや家具なんかも作る。アーティスティックな大人の玩具も作っており、その業界ではかなりの評判だ。尾乃田もその顧客であり、時々依頼をした大人の玩具で雅姫と変態……いや、興味深い行為を楽しんでいた。
その彼に依頼した仕掛け椅子。いや、スケベな椅子。それに座らされ、雅姫は快楽の限りを尽くしたことがある。
あまりにも快楽が激しすぎ、中毒性も……いや、色々と危険だと判断して早急に倉庫へと移動させた。尾乃田は「勿体ない」などとブツブツと文句を言っていたが、小さな子供が間違って遊んでしまうと危険だからと適当に言いくるめた。実際は神(こう)戸(べ)の自宅にある夫婦専用秘密の地下室に置いていたので、子供たちは立ち入ることはできない。子供をダシに使えば、子煩悩な尾乃田はすんなりと言うことを聞いてくれる。
「ああ。あの椅子か。お前はホンマにアレがお気に入りやなあ」
ズンッと体内に深く杭が打ち込まれ、内壁を抉られる。腰がカクカクと波打った。
「っん……あぁ!」
大きな杭の抜き差しに合わせて、グチュグチュと水音がする。何が起こったのか理解するのに頭が追いつかない。身体を動かそうにも、ジェットコースターの大きなベルトに固定されており無理だ。
何処もかしこも気持ちが良すぎる。頭がパンクしそうになって、雅姫は咽び泣くように喘いだ。
「エロい音させて。マ〇コがビチョビチョやな」
「あっ……は……っ! 待って、まっ――」
ジェットコースターから見える視界が歪み、徐々に別の風景が見えだした。
自分を覗き込む影が、ハッキリと姿を表す。
「お、尾乃田……さん?」
「なんや? 昔みたいに苗字呼びか?」
「えっ? いや……真一郎さん。何して」
「何ってアレや。起きたら勃っとったから、突っ込んだ。久しぶりに睡眠姦でもってな」
尾乃田の頭が動き、胸の突起を舐(ねぶ)られた。
「ひっ……ぁあ。やめ――」
「嫌がってるようには見えへんけどなあ?」
キュッときつく吸われた突起から、雅姫の脳に信号が送られる。電撃が走ったように身体が弓なりになった。
「ひぃっっぅ!」
「オラ、イケイケ!」
尾乃田に育てられた豊満な胸は、二人の子の出産育児を経験して更に大きくなった。
ガンガンと極太の杭で体内の奥を突かれ、同時に胸を揉まれた。少し大きくなった左右の乳首を引っ張られながら抓られ、三点責めとなる。
「女らしいええ胸や。女盛りを満喫せんとな」
「あぁぁ! ふぁ……ひぃあ!」
雅姫は現在三十一歳。世間で言うアラサー。女盛りとも言う。
「出ちゃう。やぁあ! でちゃ――」
「出せ! 出せ! 潮でも乳でも何でも出せ!」
「ち、乳は……出ません!」
「……そうなんか?」
ちょっとつまらなそうな顔をした尾乃田は、雅姫の乳首に吸い付く。
「真(ま)穂(ほ)はもう乳吸わんのか?」
「……もう、卒業しています。一歳半ですから」
「……蓮(れん)司(じ)は?」
「六歳ですよ。そんなわけない!」
二人の間には可愛い子供がいる。長男の蓮司と長女の真穂だ。蓮司は見かけは雅姫似だが、中身は尾乃田。真穂の顔は尾乃田似。性格は二人とは似ても似つかない慎重派。まるで尾乃田の側近の高(たか)柳(やなぎ)だ。
「赤ちゃんプレイはお預けやな」
そんなことを言ってはいるが、授乳中でも尾乃田は赤ちゃんプレイなんて望まなかった。こんな図体も態度もビッグな男に、授乳するのが面白いと思って誘ってみたことはある。しかし、即座に「アホか」と断られたのだ。
「……あのときにやっておけば良かったのに」
「人に言われてやりたくない。自分の意思で決めたいんや」
俺様な性格はアラフィフ、四十九歳となっても変わらない。
「でも、そのチャンスはもうないですよ」
「何でや?」
「だって、もう歳だし。妊娠は――」
「はあ? お前はまだ若い。妊娠だって全然可能や。アホぬかせ。野球チーム作る言うたやろ? まさか、お前、俺のことを――」
「ち、違います!」
尾乃田の性欲は全く衰えていなかった。寧ろ、前以上なのではと思えるほどに勃ち……。
「ええか? この沖(おき)縄(なわ)旅行でお前を孕ます。ガンガン子種を中に注いで、三人目も難なく妊娠や!」
「いやぁ……ん!」
二人は今、沖縄に来ていた。
一度経営から引退をした尾乃田。しかし、最近復帰した。人に任せていた会社だったが、事業の拡大が進んだのと尾乃田がいないとすんなりと進まない案件もあり、経営陣から復帰を懇願されたのだ。
不動産業、IT事業、投資に人材派遣などなど。インバウンドを狙った観光事業も始めたらしい。
事業は更に拡大の一途。アジアに延びていたものは、アメリカ大陸にも及んだ。今では世界規模の会社として成長している。
尾乃田自身も目立つ容姿もあって注目を浴びることとなり、数ヶ月前にとある経済誌から取材があった。取材を受ければ更に話題を呼び、一躍時の人となってしまう。『イケオジ経営者』なんて巷で言われていた。
そんな多忙の尾乃田が久しぶりに休みが取れたので、沖縄へとバケーションに来た。子供たちは神戸で高柳や友人であり元尾乃田の組の所属だった新(にっ)田(た)たちとお留守番。久々の夫婦水入らずだ。
「待ってくだ……あぁっ! ひぃっっぅ!」
雅姫の両足を担いだ尾乃田は、彼女の身体が二つ折りになるほど自分の姿勢を前傾させると、両腕をベッドに立てて激しく肉棒の抜き差しを繰り返す。
肉棒が更に奥へと差し込まれていく。尾乃田の顔が近付き、唇を乱暴に奪われた。彼の野獣のようなキスは、いつも雅姫の欲情を掻き立てる。
「いいっ! も、……ぁう……んっ」
下の口で繋がりながら、上の口でも深く舌を絡められた。大きな肉棒で子宮口をドンドンと押される。
「両方でキスやな」
更に怒張していく肉棒が、内部から雅姫を責め立てた。負けじと肉襞が小刻みに収縮し、暴れる肉棒を締め上げる。
「んんっ! あぁっ……!」
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