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騎士団長と「仮」王宮生活!? 〜ロイヤル・ファミリー〜

立花実咲 / 著
えとう綺羅 / イラスト
ISBNコード 978-4-908757-72-3
サイズ 文庫
定価 703円(税込)
発売日 2017/03/16
レーベル ロイヤルキス

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内容紹介

白い肌に、薔薇が咲いた。
私のものだという証拠だ。
グライムノア公爵こと近衛騎士団長ランドルフの妻になったエルナは夫から大切に可愛がられ&夜ごと熱烈に求められ身も心もいっぱいに満たされる幸せな新婚生活を送っていた。そんなある日、国王マルクスから、しばらくの間、王宮に住んでほしいと頼まれ、王弟アンゼルムとの『仮』の主従契約を求められる。そこには仕掛けがあるようだった。その後、アンゼルム王弟の花嫁探しの舞踏会が開かれた席で、エルナはアンゼルムに連れていかれてしまう。マルクス陛下×ソフィア王妃、イレーネ王女×新人騎士ヨハン、ロイヤルファミリーたちの恋の乱舞にも巻き込まれ、ひと波乱あり!? 夫の甘い嫉妬と激しい独占欲に、身も心も揺さぶられるエルナ。すれ違う二人の間に、新境地が開かれる!? 夫婦の絆が試される新婚協奏曲。
★初回限定★
特別SSペーパー封入!!

人物紹介

エルナ

ランドルフの新妻になって幸せな19歳
初めての王宮生活にドキドキ。

ランドルフ

新婚生活に幸せいっぱいの26歳
王弟アンゼルムと『仮』主従契約を結ぶことに。

立ち読み

「ああ、すごい、こんなに濡らして……もう、真っ赤だよ」
「やぁ、言わない、で……恥ずかしいのっ……」
 ぬぷっと指を引き抜かれた刹那、中が彼を恋しがるようにひくんひくんと蠢き、蜜をとめどなく滴らせる。もうお尻まで濡れるほどリネンがぐっしょりと湿っていた。
「こんな状態では、限界だろう? 私も一緒だよ」
「ん、はぁ、……ランドルフ……」
 ランドルフの下肢の方を見ると、彼の屹立は赤々とはちきれんばかりに怒張をたたえて天を仰いでいた。彼はそれを自分の手におさめると、エルナの濡れた秘裂に滑り込ませた。
「きゃ、あっ……」
 指とはくらべものにならない逞しい男の先端が、窪んだ蜜口にいきなり埋め込まれようとしていた。
「ごめん。エルナ……君を一度、先に達かせたかったけど、もうかわいすぎて、我慢ができない」
 ランドフルの逞しい昂りが狙いを定めてぐぐっと強引に押し入ってくる。
「あ、ああっ……」
 濡れた蜜壁を押し広げられ、みしっとした圧迫感に息が詰まった。中は夫の子を孕んだことがあるとは思えないほど狭く、すぐには進まない。
 しかし濡れた襞が絡みつき、男根を阻むことなく、受け入れていく。
「あ、あぁ……っ!」
 エルナは身体を仰け反らせて、すべてを受け入れる。
「くっ……はぁ、……」
 ランドルフが苦しそうにする。逞しいのは彼の体つきだけではない。
 彼と繋がり合っているこの剛直も立派な質量があるのだ。
「久しぶりの君の中が……熱い」
 ランドルフがゆっくりと入ってくるのが伝わってくる。膨れ上がった刀身のすべてがおさめられると、中がじんじんと熱を持って彼を包み込むのがわかった。
「はっ……エルナ……」
 ランドルフが最奥までぐんっと貫くように収め、エルナの側に覆いかぶさってきた。そして両手をそれぞれ握ると、唇をそっと重ねてきた。
「ん……っ……」
 角度を変えて、鼻が擦れ合う。上唇を吸い、下唇を舐めあげ、吐息がこぼれてしまうと、口腔へと舌を忍ばせ、エルナの濡れた舌を絡ませてきた。
「ん、……んぅ……!」
 ねっとりと執拗に舌を絡めながら、手のひらで乳房を甘やかし、さらに腰をゆさゆさと動かしはじめる。挿送がはじまって、ベッドがぎしぎしと軋みはじめる。くっついたり離れたりするたびに、膨れあがった花芯が結合場所に擦れて、それもまた感じてしまう。
 だんだんと中がスムーズに動かせるようになってきて、ランドルフは抜き差しの幅を広げ、先端まで引き抜いたかとおもいきや、根元までたっぷりとおさめ味わうように突きあげた。
 甘美な愉悦に腰がとろけそうになり、エルナはキスしていた唇を離してしまう。ランドルフはエルナの腰を掴み直し、ずんずんっと立て続けに剛直を突き上げる。
「ふ、ああっ……あんっ……」
 中をたっぷり擦られながら奥を穿たれると、たちまち甘い痺れが臀部に走り、頭の芯まで痺れそうになる。
 ため息のような甘い喘ぎ声は、やがて嬌声へと変わっていき、そればかりか、あまりの愉悦にエルナは自分から腰を動かしてしまっていた。
「あ、あん、……ランドルフ……っ」
「きもちいい? もっとして欲しいなら、言ってごらん。私は素直な君が好きなんだ」
「ん、はぁ、……あっ……もっと、はぁ……して、欲しいの」
「もっと……? こうかい?」
 エルナが求めれば、ランドルフの熱はさらに膨らみ、縦横無尽に腰を押しまわしながら、ねっとりと蜜壁を蕩けさせるように求めてくる。
「あっあっ……深いっ……あっああ」
「中をこするだけじゃなく……ここも一緒に、可愛がってあげよう
 さらに赤い真珠のように膨れあがった花芯をめくるように指で転がされ、外と中の快楽が同時にどっと波のように押し寄せてきた。
「ああああ、っ……!」
 ぎゅうっと喰い締めるようにランドルフをのみ込むと、彼は切なそうに息を詰まらせ、エルナの感じるそこを指でたっぷりと広げはじめた。
「は、んんっ……ダメ、熱いのっ……きちゃう……わ」
「いいよ。イって。君のきもちよさそうにイく顔が……見たいんだから」
 花芯を弄りながら、腰の動きをやめないで、ランドルフはぬちゅぬちゅと掻きまわすように、緩い律動を続ける。
 恥ずかしいのに、甘い許しを得た身体は、その通りに登りつめたがる。
 止めようとしても、もう遅かった。頭の芯が白に侵食されていく。
「あ、あっ……んんっ……はぁ、……ふあぁっ!」

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