《「君は天使…いや小悪魔か!?」「いえ魔女ですが…?」》
先祖返りの魔女として生まれ、高価な秘薬を作ることだけ求められて育った伯爵令嬢メロリー。けれど出来た薬はちょっぴり便利で、ちょっぴり副作用のあるビミョーなものばかり。故に親に疎まれ、妹の引き立て役として冷遇されていたのに、突然変態とも冷酷とも噂される辺境伯から縁談が!? 厄介払い同然に送り出されるも、迎えた辺境伯ロイドは美形な上に、新薬の毒見まで買って出る優しい男性。加えて初対面のはずのメロリーを賛美しまくりで――?
シスコン勇者、華麗に爆誕!?
私以外の世界を消し去るなんて、兄さんやりすぎです!
辺境の村で拾われて育った少女シロナ。兄代わりのクリスは超絶美形なうえに誰よりも強いが、妹以外に一切の興味がない強烈なシスコンだった。そんな彼が神託により魔王討伐のリーダーたる『勇者』に選ばれ、シロナまで一行に加わるはめに。道中ではクリスに横恋慕する聖女から嫉妬されたり、同行する騎士に想いを寄せられたりとてんやわんや! さらにクリスから「兄妹じゃなくても一緒にいたい」と言われ、意外な告白にドキドキしちゃって……!?
「シロナと、ずっとずっと一緒にいたいんだ。……兄妹じゃなくても。……ダメかな?」
国王陛下の婚約者ですが、陛下の呪いを解くためこの命を捧げます
破滅の王×生贄になるつもりの婚約者、二人が選ぶ道とは――
アルフレッド王との結婚が決まり、幸せいっぱいのソランジュ。一方、アルフレッドが死に追い込まれる戦争が早くも始まる。小説の中ではまだ先のはずなのになぜ? さらに彼にかけられた「魔」の呪いは威力を増し続けていた。ソランジュは、自らの命を捧げることで彼の呪いが解けると悟り、最愛の人のため決意を固めるが……。「魔が俺を支配するのではない。俺が魔を統べるのだ」互いを想う愛の深さが、破滅の呪いをも超える時――。
「お前に触れている時だけ、俺は人に戻れる。決して離さない」
一夜限りのモブでしたが、間諜を疑われ容疑者に昇格(?)しました
彼に抱かれた一晩を生涯の思い出に、この先一人、生きていくつもりだったのに……!?
謎の男の一夜の相手として家族に売られた伯爵令嬢ソランジュ。今にも抱かれるその時、男が前世好きだった小説の孤高のダークヒーロー・アルフレッド王であると気づく。つまり自分は、彼が自らにかけられた呪いを抑えるため、次々抱いているという女の一人!? 壮絶な生い立ちを乗り越え意志を貫く彼に、献身的な思いで純潔を捧げるソランジュ。今夜限りの関係のはずが、小説で得た情報を口走ったせいで、間諜と疑われてしまい!?
「お前は俺の……俺だけの女だ」
超ポジティブ思考の王子の求婚は、甘すぎる!!
一途な王子と絶対に結婚したくない王女。めげない&ひるまない二人にハッピーエンドは訪れる!?
初めて出会ったトラヴィス王子からいきなり求婚された王女ルルーティア。秒で断ったにもかかわらず、彼は超ポジティブ思考で全く諦める気配ナシ。実はルルーティアには父王との約束で絶対に結婚できない深い事情があった。しかし彼は怯むどころかしぶとく猛アピール。挙げ句理想の男になるからとどこまでも前向き。そんな彼に乱される気持ちを振り切り、国絡みの謀略がうごめく中、ルルーティアは王女としての務めを果たそうと決意するが!?
「……くそっ、僕は負けないから。君の好みと違うのは悲しいけど、だからといって諦めたりするもんか」