《異世界で料理をしたら精霊王が釣れちゃった!?》
香りの魔法が支配する異世界に、黒コショウ片手にトリップしてしまった泪(るい)。そこで出会った麗しくも腹黒な魔法使い——『香精師』ヴァシルに弟子入りし、自ら生んだブラックペッパーの大精霊と共に元の世界に帰るための香りを作ることにしたけれど、人には厳しいヴァシルが何故かルイに対してだけは料理をねだり、甘く束縛してくる!? 「精霊王が貴女の料理の香りを気に入ったから」とか何とか言っているけれど、何か私、騙されていませんか!?
《俺様魔王(ただし残念系)の求愛はとっても不器用!?》
幼い頃『ずっと一緒』と約束した優しい魔族の少年と魔法薬師リンディ。数年後、その彼が何と魔王になって迎えに来た!? それも結婚前提だなんて! 今や俺様全開の少年——魔王アルヴァトスに魔族の国へと拉致されたリンディは、妃になる代わりにここの医務室で働くことにしたものの、この国の空気に順応するため毎日数時間彼と密着しなければならず……。悩むリンディに、彼女を傷つけないよう生殺し状態に耐える魔王。不器用すぎる二人の恋の行方は!?
「犬」な守護神に見守られて、嫁の良き忠犬となった堅物王子と無自覚姫がモフモフ・イチャイチャするラブコメディ!
美姫なのに話し言葉は男っぽいし恋愛にも無関心。そんなちょっと変わったユーディリア姫は、眉目秀麗ながら非情だ冷酷だと噂のあるジェラルド王子のもとへ嫁ぐことに。「二国間の友好をより強固にするための重要なプロジェクト」と宣言されて初夜を迎えたはずが……「末長くあなたの忠犬としてお仕えさせてください! 」と告白されて!? これは飼い主愛…? 夫婦愛ではなく?
嫁を愛でることに目覚めた堅物王子に右往左往しながら、初めての恋を育んでいく。
《菓子職人見習いごときが王太子妃とか、絶対ないですから!》
転生先の異世界で、王宮の菓子職人見習いになれたクロエ。その彼女の作るお菓子が何と王太子アルベールのお気に召し、クロエはあれよあれよという間に王太子殿下の「おやつ係」に! そんなある日命じられたのは、王宮の晩餐会に出すパイに魔法の石を仕込むこと。それを引き当てた者こそ王太子殿下の運命の相手という話なのだけど、何度同じ仕掛けをしても石がクロエのもとに戻ってくる!? 私が殿下の結婚相手だなんて、そんなはずないですから!
私は悪役令嬢……らしい!? 違う違う、そんな最低女なんかじゃない——!!
婚約破棄される《らしい》王子様の協力のもと、完璧令嬢を目指して頑張る、異色悪役令嬢ラブコメディ!!
「リズ・ベルトランは傲慢な我が儘お嬢様で、まさに悪役令嬢という言葉がぴったりさ」第一王子アランとのお見合いにやってきたリズは、兄に語りかける弟王子の声を偶然聞いて仰天する。悪役令嬢って何のこと!? 私、そんな最低女じゃない! 衝撃で涙目になる彼女に、お見合い相手のアランは「悪役令嬢にならないように僕が婚約者となって協力してあげる」と申し出てくれた。「攻略対象」「ゲームの世界」という理解不能な言葉に悪戦苦闘する一方、麗しきアラン王子の甘すぎる指導にドキドキしながら、リズは弟王子を見返すために奮闘する!