書籍詳細
愛され見習い薬師は次期公爵様の放置妻 「君を抱いたのは間違いだった」と言われたので絶賛離婚準備中です
| ISBNコード | 978-4-86669-849-6 |
|---|---|
| 定価 | 1,430円(税込) |
| 発売日 | 2026/04/28 |
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内容紹介
立ち読み
(うーん。なんだかちょっと、おかしなことになっちゃったわね……)
温泉は、山小屋の逆側を少しだけ下った山道から、茂みを分け入ったところにあった。岩場に板を渡して作られた簡易的な脱衣場の片隅にしゃがみ込んだコレットは、頭を整理中である。
ちなみにアシュレイには、先に入浴してもらっている。背の低い木々の向こうから、パチャリと湯が跳ねる音が聞こえた。懐かしい硫黄の香りも、なんとも言えず魅力的だ。
(うう、早く入りたい!)
山道を登って汗をかき、さらに焚火の煙を浴びて料理をしてから、埃まみれの小屋を掃除したのだ。一刻も早く湯に浸かりたい。なんだかもう考えるのが面倒になってきて、コレットはシャツとズボンを脱ぎ捨てた。ポケットから手鏡を出して覗き込む。
中に映っているのは、どこからどう見ても十七歳の男の子、ニコラだ。首元のペンダントの結晶も、頼もしく光を放っている。
(大丈夫。私はニコラ、男同士!! 絶対絶対、大丈夫!!)
意を決して下着も脱ぎ捨てて、小さな布を身体に押し当て茂みからそっと顔を出す。白い湯気が、辺りを覆い隠している。温泉は、川にほど近い岩場の一画に湧いているようだ。
(こういうのを、確か秘湯って言うんだわ。楽しみすぎる……)
つま先立って歩き始める。頼りになるのは木々の間から差し込む月明かりと、アシュレイが先に入った時に岩場に置いてくれたランプのぼんやりとした灯りだけだ。
「アシュレイ様……?」
「ここにいる」
湯気の向こうに白濁した湯が見えて、コレットはほっと息をつく。やがて岩場にもたれた金色の髪も見えてきた。あんなに一緒に入ると言い張っていたのに、いざとなるとアシュレイはこちらを見ようともしない。不自然にそっぽを向いたままだ。
(まあ、男同士だもの。じろじろ見る方がおかしいわよね?)
心配して損した、とコレットは小走りに湯の縁まで進む。
「失礼します……」
いそいそと、岩場の端から湯の中に片足を入れた。そのままするりと、肩まで浸かる。
「ふ、ふあああああ~~~~」
思わず出てしまった声に、アシュレイがこちらを振り返った。
「な、なんだ?」
「あ、すみません。気持ちよくて……」
ふっとアシュレイは笑った。
「気の抜けた風船みたいな声だったな」
「だって、力が抜けてしまいませんか? すごくいいお湯ですね」
あまり深くないのもいい。膝で立てば、ちょうど湯はコレットの胸の下辺りだ。そのまま膝立ちでアシュレイの方へと近づいていくと、アシュレイははっと目を瞠った。そのままじっとコレットの顔の少し下を凝視してくる。
「アシュレイ様?」
「っ……なんでもない」
声をかけるとアシュレイは、我に返ったように顔を伏せた。不審に思いつつも、コレットは彼の隣に腰を下ろす。熱すぎずぬるすぎず。白濁してとろりとしたお湯が、疲れた身体に染み入るようだ。
「気持ちいいですねえ~~。熱さもちょうどいいです。成分を調べたいなあ」
「そうだな。悪くない」
アシュレイは、相変わらずコレットから視線を逸らしている。
「アシュレイ様、どうしてさっき、あんな我が儘を言ったんですか?」
「我が儘?」
「お風呂にみんなで入るなとか、それくらいなら入らない方がいいとかですよ」
「ああ……」
アシュレイは、そっぽを向いたまま俯いている。
「なのに、僕と二人なら入るなんて。あれじゃ、まるで」
「……まるで?」
「僕と二人で入りたかったみたいです」
アシュレイは、腰を下ろしたまま器用にずるりと温泉の中で滑った。
「うわ! 大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。いや、大丈夫なわけじゃなくて。ただ俺は、君が他の男と一緒に入るくらいなら、俺と二人の方がいいんじゃないかと思っただけで……」
真っ赤な顔でしどろもどろになっている。もうのぼせたというわけではないだろう。コレットは思わずふふっと笑ってしまう。
「アシュレイ様、それは独占欲ですね」
アシュレイはぎょっとした顔でコレットを見る。
「独占欲……? そ、それは……つまり……君は、俺が君のことを……」
「友達を独り占めしたいという、子供がよく抱く感情ですね!!」
笑いながらびしりと指摘すると、アシュレイの顎がかくんと落ちた。
「分かりますよ。僕も今まで友達っていなかったから。だけど、いくらお気に入りの友達でも相手は人間です。玩具とは違います。あまり束縛すると、お互いのためによくないですよ?」
弟妹がたくさんいるマルコスやメイからの受け売りを、コレットはとくとくと言い聞かせる。アシュレイはしばらくじっとコレットを見て、それから膝を抱えて俯いてしまった。反省しているようだ。
(なんだかちょっと新鮮かも)
勇者の末裔ともてはやされるアシュレイが、あんなに筋の通っていない我が儘を言い張るほどニコラと入浴したかったのかと思うと、ちょっとおかしくなってくる。
(最近あんまり会えていなかったから、二人でゆっくり話したかったのかしら。意外と可愛いところもあるのね)
「だけど、君が……他の奴と一緒に入ったらどうしようかと」
アシュレイはまだ、こちらを見もしない。
「だったらみんなで入ろうって、ブッカさんが提案してくれたじゃないですか」
「駄目だ。四人でも二人でも、俺以外は駄目だ。君は俺と入るんだ」
「アシュレイ様、本当に我が儘ですねえ。大体今だって、人の話を聞く態度ではありませんよ。こっちを見てください」
コレットは再び湯の中で膝立ちになり、そっぽを向いたままのアシュレイの顔の方に回り込む。
「っ……待て。なんでわざわざこっちに来るんだ!」
ぱっと反対側を向かれたので、再びそちらに回り込む。もう意地だ。アシュレイが顔をそむけるたびに素早くそちらに回り込むのを二回ほど繰り返すと、アシュレイの方から音を上げた。
「待ってくれ。分かった。分かったから!」
アシュレイは、肩で息をしながら片手を差し出してコレットを押しとどめた。
「頼むから、あんまり俺の前をぷるぷると動かないでくれ!」
「ぷるぷると……? フラフラと、ですよね?」
「いや……うん、もうなんでもいいから!」
アシュレイはついに両目をぎゅっとつぶってしまった。
「……アシュレイ様?」
絶対に様子がおかしい。
「もしかして、やっぱり山道でどこか痛めたのではないですか?」
「は? そんなことはないよ」
「目ですか? 首? だから僕が、アシュレイ様の荷物を持つって言ったのに」
「君に! 俺が荷物を持ってもらう必要はないと、何度言えば分かるんだ!」
アシュレイは不意に目を開いてコレットの手首をぎゅっと掴み、自分の胸に押し当てた。
「え……」
「マルコスと比べてどうだ? 俺は、生まれた頃から剣を握らされている。最近は訓練も再開した。鍛えている場所は違うかもしれないけれど、そんなに遜色はないはずだ」
コレットの掌が当てられたアシュレイの胸板は、とても硬くて引き締まっている。思わずそのままペタペタと、コレットは掌を動かしてアシュレイの大胸筋をまさぐった。
(あの時私、どこに手を置いていいかもよく分からないから、ずっとシーツを握りしめていたんだわ)
あの時――たった一度だけ、身体を重ねたあの夜だ。いや、思わず背中に手を回した気もする。暗くてよく見えなかったけれど、温かさとしっかりとした力強さを、まざまざと思い出すことができるから。
(こんなに逞しい身体に、あんなことをされていたのね……)
あんなことや、そんなことや、とんでもないことを。
気付いてしまったらもう駄目だった。ぽぽぽぽ、と頬が熱くなる。アシュレイと目を合わせたまま、コレットは自分が耳まで赤くなっていくのを感じていた。
「あ……」
「どうかしたか?」
「う、ううん、なんでもないです、ごめんなさい」
(こんなところであの夜のことを思い出させるなんて、反則だわ!! あああもう、アシュレイ様ったら!!)
慌てて俯いたコレットの耳に、温かなものが触れた。アシュレイの指だ。コレットの耳を撫で、首筋まで下りていく。
「アシュレイ、さま……?」
顔を上げると、アシュレイの顔がすぐ目の前にあった。金色の髪の端がわずかに濡れている。ぽたりと水滴が落ちた。いつも額に落ちている髪が後ろに流れ、形のいい額が見えて、その下に、甘く煌めく青緑の瞳。真剣な表情だ。むしろ、どこか追い詰められているほどに。
「俺は君に、どうしても伝えたいことが……」
脱衣所へと繋がる茂みがガサガサと大きな音を立てたのは、その時だった。
「おおおお~~い!!! アシュレイ様、ニコラ、まだですかああぁあぁあ!?」
「ブッカ様、ちょっと待ってくださいよ駄目ですってば!!」
「待ちくたびれちゃいましてえ、やっぱり四人で一緒に入るのがいいかと思うんですが、どうでしょうねえ!?」
ごく近くからブッカの大声が響いてきた。酒が入っているようだ。それを押しとどめようとするマルコスの悲鳴と共に、茂みがガサガサとかき分けられる。
「すみません、今上がるのでもう少し待って……えっ!?」
腕がぐいっと引かれる。気付いた時にはコレットは、アシュレイの胸の中に正面から抱きしめられていた。
「ブッカぁぁああああああ!!! 止まれ!! そこから一歩も動くな!!!!」
水面を揺らすほどに鋭く響くアシュレイの声に、近くの木々から鳥が飛び立つ。主君からの強烈な命令に、ブッカは瞬時に反応したようだ。茂みがぴたりと静止する代わりに、ずいぶんと不満そうな声がした。
「ええ~~。いいじゃないですか。四人でわいわい、裸の付き合いをしましょうよ~~」
「いいか。そこから一瞬でも顔を覗かせてみろ。貴様の恥ずかしい秘密を、今ここですべて暴露するぞ!!」
「そ、そんな無体な、アシュレイ様あああ」
「……ね、だから言ったでしょ、ブッカ様。ああほら泣かないで。お願いですから、あっちで大人しく待っていましょう?」
ブッカが悲痛に嘆く声と、それを宥めるマルコスの声が、だんだん遠くなっていく。
はあ~~とアシュレイは、長い息を吐き出した。
「あ、あの……」
その間ずっとコレットは、アシュレイに正面から両腕で抱きしめられていた。二人の胸が、完全に密着してしまっている。戸惑いながら見上げると、アシュレイもようやくそれに気付いたのか、両眼を開いてびくっとした。解放されるかと思いきや、しかしコレットを抱きしめる両腕に、さらに力が込められる。
「絶対、見られてたまるか。俺以外の、誰にも……」
「アシュレイ様? ど、どうかしたんですか? もう、みんな行っちゃいましたよ?」
「俺のだ。俺だけの……」
「な、何がですか? アシュレイ様?」
腕の中で、コレットはもぞもぞと身体を動かす。アシュレイの腕の力が強すぎて、なかなか拘束から抜けられないが、どうにか顔を上げることができた。
アシュレイと目が合う。縁を赤くした青緑の瞳が、じっとこちらを見つめてくる。
「……なりそうだ」
「え?」
「頭が、おかしくなりそうだ」
コレットはぎょっとして、アシュレイの胸を押し返して……湯からざばりと立ち上がった。
「アシュレイ様、大丈夫ですか!?」
立ち上がったコレットの、ちょうど臍の下辺りがアシュレイの目の前の位置に来る。
アシュレイは黙ってコレットの下腹部をじっと見つめたまま、しばらく固まって……。
「えっ!? ちょっと、アシュレイ様!?」
そのままゆらりと斜めに傾き、アシュレイ・デュランはブクブクと、白濁した湯の中に沈んでいった。
**
白く立ちのぼる靄の中から、誰かがこちらを見つめてくる。
ピンクゴールドのふわふわとした髪に、緑色の瞳。両方の端が上がった唇からは、意志の強さが感じられる。そう、彼女は強い。筋を通して非常に頑固で、思うがままに振る舞って。するりと腕からすり抜けて、まるで翼が生えたように、自由にどこまでも飛び立っていってしまうのだ。
追いかけようとして、アシュレイは動けないことに気付いた。
靄の中に足を取られて、近づくことができない。
アシュレイは不安になる。彼女の顔が見えないのだ。
名を呼ぼうとするが、喉が貼りついて声が出ない。
いや、分からない。彼女の名も顔も、分からない。思い出せない。
くるおしいほどのもどかしさが襲ってくる。
なんでだ。どうして思い出せないんだ。
分かっているのに。
自分がこんなにも、彼女のことを――。
目を覚ました時、視界はやはり真っ白なもので覆われていた。
しかし今度の白には熱がある。張りもあって、だけどどこまでも柔らかい。魅惑的に揺れる、豊かな膨らみ。
ぷるぷる、ぷるぷる……。
その先端には、小さな桃色の突起がちょこんとこちらを誘うように息づいている。何も考えられぬまま、アシュレイはその膨らみに唇を近づけようとして……。
「気付きましたか、アシュレイ様!?」
頭上から降ってきた声に、アシュレイはぴたりと動きを止めた。
誰かがアシュレイの頭を膝の上に乗せて、顔を覗き込んでくる。すぐ目の前に、たゆたゆと揺れる二つの膨らみを無防備にさらけ出したまま。心配そうに寄せた眉と、潤んだ瞳。ピンクゴールドの髪が、剥き出しの白い首に張りついている。
(ああ、俺はまだ夢を見ているんだな)
呆れてしまう。こんな妄想内ですら彼女を穢して。
「アシュレイ様、私のことが分かりますか!?」
夢の中のコレットは、眉をぐっと寄せてアシュレイを見つめ、頬に手を当ててくれた。なんて都合のいい夢だ。
可愛い。まるで本物のようだ。触れた指先も冷たくて柔らかで、確たる感触が――感触?
アシュレイは目を見開いた。
コレットだ。裸だ。全裸だ。一糸まとわぬまま湯から上がり、岩場にしゃがみ込んでアシュレイを膝枕してくれている。全く生まれたままの姿で。
夢じゃ、ない。
「うわあ!!」
状況を理解した瞬間、アシュレイは跳ね上がるように身体を起こした。
「よかった。湯あたりだとは思ったのですが、頭の様子が変なんておっしゃったから、もしかしたら、血管に何かあったのかと……」
起き上がったアシュレイを見つめて、コレットはふにゃりと両眉を下げた。
「ああ、ご、ごめん。もう大丈夫だ……」
まさか自分は、温泉の中で倒れてしまったのだろうか。そのうえ溺れかけてコレットに助けられた挙句、今まで介抱されていたのか。
気が遠くなるほどに情けない。これではコレットが執拗に抱くひ弱疑惑を払しょくできないではないか。いや、そんなことはどうでもいい。もっと気にするべきことが、いや、あまりにたくさんあるのだが、確か何より大切なことがあったはずで。
(――呪痕!!)
さっと全身の血が引いて、アシュレイは自分の足を押さえる。濡れたシルク生地の感触に安堵した。
(そうだ。念のため、夜着のズボンを穿いたままにしておいたんだ)
服を着たまま入浴することに抵抗はあったが、本当によかった。アシュレイは、限界までコレットから視線を逸らして告げた。
「とにかく落ち着いて、服を着よう。一度脱衣所に戻って……って、おい!」
なのにコレットは容赦なく、素っ裸のまま四つん這いでアシュレイの前に回り込み、顔を覗き込んでくる。本当に、そんな姿を見せないでほしい。どういうことだ。コレットの白い肌が、光を放つように美しい。
(違う、落ち着け、今俺たちは友人同士だ。男同士だ。変な目で見るな。コレットの信用を裏切るな!)
しかし男同士というのは、こんな格好で平気で近づいたりするものだったか。騎士隊の男たちはどうだっただろうか、意識していなかったから全く記憶にない。
「大丈夫ですか? 私、すごく心配で……アシュレイ様に何かあったと思ったら」
本当に勘弁してほしい。一人称が「私」になっているぞと教えてやりたい。
目の前で大きさを強調するようにたゆたゆと揺れる二つの膨らみから鋼の精神で視線を引きはがし、アシュレイは頭の中で二ケタのかけ算をものすごい勢いで演算し続けた。
(駄目だ。反応するな。頼むから!!)
薄いシルクの夜着が、濡れて身体に張りついている。ここで下半身が反応してしまっては、いくらコレットでも気がつくだろう。今やアシュレイのアシュレイは、コレットのすぐ目の前にあるのだ。つまりそれは、コレットのコレットがアシュレイの目の前にあるということで……。
歯を食いしばるようにして、下半身を精神力で押さえつける。
ちぎりとって踏みつぶしてしまいたい。いや駄目だ、意識をこれ以上そこに持っていくと反応する。想像しろ。目の前にいるのは裸のブッカだ。いや無理だ。そんな想像はコレットの裸への冒涜だ。ああ駄目だ、また見てしまった。血が集まる。
(勇者よ、俺に力を……!!)
その時アシュレイは、コレットの目の縁が赤くなっていることに気がついた。まるで何度もこすったように。
(泣いていたのか? どうして……?)
目と目が合う。じっと見つめられる。
(俺のことを、心配して?)
そんなはずはない。自分は、コレットにとって今すぐにでも離婚したい、最低最悪な夫のはずで。ついこの間もひどいことを言ってしまったのに。憎んでも当然のはずなのに。
「本当にごめんなさい。私、薬師として色々勉強してきたのに、とっさにどうしていいか、分からなくて。アシュレイ様、気分が悪くはないですか?」
気がつけば、アシュレイはコレットの頬に手を触れていた。柔らかい。だけど、少し冷たくなっている。
(ああ、湯冷めをしてしまうのは君の方なのに)
緑色の大きな瞳。まつ毛にまで、涙の粒がついている。
胸が温かくなってくる。同時にかきむしりたくなるような焦燥も。コレットのすべてを手の中に収めて、身体の奥にしまい込んで、誰にも見せたくはない。だけど一方で、どこまでも自由に溌溂と、笑顔を見せていてほしいとも。
泣いちゃ駄目だよ。君を泣かせる奴は、俺が許さない。ああ、でも君を悲しませたのはもしかして、俺自身なのかもしれないけれど……。
唇が、コレットのそれに近づいていく。緑色の瞳が、ゆるやかに大きく膨らんでいく。
「アシュレイ、さま……?」
この続きは「愛され見習い薬師は次期公爵様の放置妻 「君を抱いたのは間違いだった」と言われたので絶賛離婚準備中です」でお楽しみください♪













