
公爵令嬢リゼットは隣国との特別親善大使として臨席した友好条約式典で、カイル王子と出逢う。精悍で凛々しいカイル王子のダンスのエスコートに胸の鼓動は高まり恋心が溢れる。しかし、カイルの兄ニコラス王子が不慮の事故のせいで、リゼットを婚約者だと勘違い、大々的にお披露目してしまった!! 誤解を解く間もなく宮廷で過ごすリゼット。貴族たちの渦巻く思惑の罠から守ってくれたのは…
? 淡い恋心を自覚したリゼットをカイルは甘く熱い愛撫で蕩けさせ——。

伯爵令嬢マリレーヌは亡き母のため栽培していた薬草を、今も丹念に育てていた。そんな貴重な薬草を黒い外套の青年に荒らされてしまい、叱りつけ手を上げるが、その青年は、次期王位継承者のレオポルド王子だった!! 宮殿に呼びつけられ、なぜか豪華な部屋に滞在することになったマリレーヌは、非礼を詫び、罪を償いたいと申し出る。しかし、レオが与えた罰は、口付けと淫らな愛撫だった。罰のはずなのに、優しい指先の甘美な痺れに身体は悦んでしまい——!?

伯爵令嬢シェリルは兄のように慕ってきた公爵家嫡男ギルバードに、パーティでいつも見守ってもらっていた。幼い頃体の弱かったギルバードは、今や社交界の人気者。その立派な姿に、いつか遠く離れてしまいそうな不安を感じていたが、突然愛を告白され、ギルバードの屋敷で暮らすことに!? その夜、力強い腕で全てを奪うかのように、きつく抱きしめられる。熱い愛撫に蕩かされ、純潔を散らされてしまい!? 無垢な少女は恋を知り、華ひらく。初恋の成就はとっても甘い蜜のようなプロポーズ?

「君は私だけのドールだ」
従兄弟で皇太子のセルジュに幼い頃から、彼だけの人形として可愛がられて過ごしてきた公爵令嬢エレノアは、16歳の誕生日で社交界デビューする。それは大人の女性への第一歩であり、国王陛下となったセルジュとの別れの時でもあった。すべてを敵に回しても、誰にも渡したくない。その想いに突き動かされ、凌辱の儀式のような、淫らな秘密を共有する。その快楽に身をまかせていくエレノア。
呪われた身と、呪われた人形。真実の愛を願う二人の恋の運命は——!?

瀟洒な屋敷の夜会にてファティマは、初恋相手の公爵家の美青年ラシェッドに声をかけられる。彼への想いを閉じ込めていたファティマは、よろこびを胸に秘め、普段飲まない酒に深く酔い……気づくと、ベッドで彼に抱かれていた。純潔を散らされ、赤く煌めくキスマークが消えるまで、なぜかラシェッドの領地で軟禁状態に。毎夜のように甘く責められ、快楽に溺れそうになるけど、本当は私を守るためと知り!? 彼の隠された気持ちに翻弄されて——。