押しかけ御曹司の新妻にされそうです! | 株式会社Jパブリッシング

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葉嶋ナノハ_書影大

押しかけ御曹司の新妻にされそうです!

葉嶋ナノハ / 著
瀧順子 / イラスト
ISBNコード 978-4-86669-115-2
サイズ 文庫本
本体価格 本体685円+税
発売日 2018/06/05

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内容紹介

ああ、君の処女はいただいたよ。結婚しよう?
SNSでは『いい女』を装いつつも、本当は地味系女子の琉衣・25歳。そんな彼女がある朝目覚めたら、隣には見るも美しき裸の青年!「君の処女はいただいたよ」「僕たちは婚約したんだ」と宣言する美青年。しかも彼――賢一郎は琉衣が勤める大手リゾート企業の新社長らしく……。そんな彼に何故か子犬のように懐かれ、押しかけ同居までされてしまう琉衣。Hは無しと約束させたけれど、まるで新婚夫婦のような生活に、こっちの心臓がもちません!?
★初回限定★
特別SSペーパー封入!!

人物紹介

白坂琉衣(しらさか るい)

25歳の地味系女子。SNSで「理想の自分」を装って投稿しているけれど…

東川賢一郎(ひがしかわ けんいちろう)

33歳。東川リゾートの御曹司。優しげな風貌ながらも押しが強い。

立ち読み

 僕は通りに入ってきた空車のタクシーを見つけ、すぐさま停めた。
 行き先を告げ、車が発進する。僕とつないだ彼女の手が小さく震えていた。これから僕に抱かれることに、おびえているのだろうか。
「大丈夫だよ」
 小声でささやくと、琉衣はうるんだ瞳をこちらに向けてこくんとうなずいた。
 先ほど食事をした場所は静かだったが、金曜の夜だ。銀座へ向かうにつれて人が多くなっていく。
 この勢いのままに琉衣を抱いて愛を確かめたい。彼女の気が変わらぬうちにと思うと、気が急いて仕方がない。
 だが一方で、初めて彼女を抱いた時よりも緊張していた。それは僕が改めて彼女に恋の自覚を抱いたせいだ。抱きたいのに緊張でダメになってしまったら、などと相反する思いに苦しめられる。そして、もうひとつ心配事があった。
 琉衣はあの夜について、細かなことまでは覚えていないらしいのだ。
 とすれば、再び彼女を初めての女性として扱ったほうがいいだろう。あれから一度もしていないのだから、また痛みがあるかもしれない。怖がって拒否されたら僕はその時我慢ができるのか。その自信はない。いや、そもそも緊張でダメだったら……。
「こちらでよろしいでしょうか」
 悶々としているうちにホテルへ着いてしまった。
 今夜、琉衣と気持ちが通じたら絶対に彼女を抱くと決めていた僕は、この外資系ホテルに予約を入れていた。今夜こそは、ふたりの関係になんらかの進展をさせるのだと意気込んでいたのだ。ダメならダメでキャンセルすればいい。
 結果的にはよかったと思うのだが、この用意周到さが琉衣にイヤがられたら……などという不安が湧き起こる。
 いや、やはりこれでいいのだ。迷っている男のほうが嫌われるだろう。
 フロントでキーを受け取ると、コンシェルジュがスイートルームまで案内してくれた。
 エレベーターを降りてすぐに、琉衣がこそっと僕に言う。
「ねえ、予約してたの?」
 訊ねられてぎくりとするが、平静を装う。
「予約しないとスイートは取れないからね」
「……そう」
 琉衣の釈然としない声色に内心ドキドキしていたが、今夜は知らん顔をする。
 案内されたスイートルームは広々としていて、東京の夜景が一望できる。
 出張などの外泊であれば、仕事の参考に室内のすみずみまでチェックをし始める僕だ。しかし今夜はそんな余裕など一切ない。
 コンシェルジュが部屋をあとにしてすぐ、僕は琉衣を抱きしめ、そのまま壁に押しつけた。やはり勢いのままに琉衣を抱きたいのだ。
「賢一郎さん!?」
「我慢できないと言っただろう?」
「え、あ……っ」
 琉衣の耳に口づけた。柔らかい感触を自分の唇に挟みこむ。
「ダ、ダメ、それ……」
 琉衣のつぶやきを無視して、耳の周りを舐め回した。
「ん……」
 以前彼女を抱いた際、耳が弱いことを知った。だからしつこいくらいにそこを攻めてみる。甘嚙みし、耳の中に舌を入れて舐め、何度もキスをした。
 次第に琉衣の体の力が抜けていくのがわかる。
 耳の下から首筋へ唇を移動させた。琉衣から発せられるなんともいえない快い香りに、めまいが起きそうだ。
「あ……、あっ」
 僕が舐めるたびにびくびくと体を揺らしている。感じてくれていることに嬉しくなり、僕は彼女のブラウスのボタンを外し始めた。
「ダメ、待って」
「待ちきれないよ」
「先にシャワー浴びさせて」
「イヤだ」
 琉衣の言葉を無視してボタンを外し続ける。早くその素肌を見たいんだ。僕の前で乱れる琉衣の体を早く……。
「汗掻いてるからダメだってば……!」
 僕の手を押しのけようとする手を、優しく摑んだ。抵抗しても、やはり女性の力だ。どうしたって僕には敵わない彼女の非力さに、胸が締めつけられる。
「琉衣の汗も全部、僕にちょうだい」
 乱れた胸もとに顔を寄せ、鎖骨をぺろりと舐めた。
「んっ、変態、やっ」
 顔を真っ赤にして涙目になっている琉衣。そんな顔をされたら、さらに僕はあおられるのに、まったくわかっていないんだな、君は。
「おいしいよ、琉衣。もっと舐めさせて。そういう顔をもっと見せてよ」
「あ、ダメ、ほんとに……!」
 ボタンをすべて外し、ブラウスを素早く脱がせる。床に落ちたブラウスにかまうことなく、露わになった肌に吸いついた。
「あうっ! あ、痕がついちゃ、あっ」
「つけたいんだよ、僕のしるしを」
 どうにもならない所有欲がそんなセリフを吐かせた。抵抗して体をよじる琉衣と壁の隙間に手を入れ、ブラのホックを外す。
「きゃっ」
「大丈夫、僕も脱ぐからね」
 ブラを取り上げた僕は彼女のブラウス、そして自分のスーツのジャケットをリビングのソファに投げた。
「か、返して」
 琉衣は両手で胸を隠しながら、僕を睨んでいる。
「往生際が悪いなぁ。ほら、僕も上半身裸になるから、おあいこだよ」
 素早く脱いで、琉衣と同じ姿になった。口を引き結んでいた琉衣は、恥ずかしそうに顔を伏せる。そうはさせないとばかりに、僕は自分の素肌を琉衣に押しつけた。
「あ……」
「琉衣はあったかいね。ほら、手をどけてごらん」
 胸を隠している両手首を摑む。優しく囁くと抵抗が薄れた。そっとひらかせ、胸を露わにさせる。
 思わず僕はため息をついた。細く引き締まった腰と華奢な肩。そこから想像できない大きさのたわわな実りが形よく並んでいる。琉衣はかなり着やせするのだと、改めて思った。こんなにも素晴らしい体を持つ女性と、毎晩何もせずに過ごしていたとは。彼女のためとはいえ、男としては愚かだったのかもしれない。
「綺麗だ、琉衣」
 興奮のままに腰をかがめ、尖り始めていた胸の先端にキスを落とした。
「ひゃっ、いやっ」
 顔を横に振っていやいやをしているが、僕は乳首を口に含んで舌で舐め回す。
「だめぇ……あ……んんっ」
「感じる?」
「そんなこと、聞かない、で……あんっ」
 硬くなったそれを、舌で飴のように転がすと、そのたびに琉衣が腰をくねらせた。汗を掻いていると言ったが、その肌がどこまでも甘く感じられるのはなぜだろう。
 彼女の右胸を弄りながら左胸の先端を舐め続ける。抵抗していた声が甘いものへと変わっていた。交互に舐めると、さらに彼女の嬌声が増す。
 強く吸いつき、舐め、また吸いつくを繰り返すと、琉衣の体の力が抜けていった。
「あっ、あ……、ん……っ」
 しつこいくらいに繰り返したあと、僕は体勢を戻して琉衣の顔に近づいた。
「琉衣、大好きだよ……」
 ずり落ちそうになっているメガネを外して唇を奪う。
「んっ、んんーっ」
 路地でキスをした時よりも深く、嚙みつくようにしながら、そして時々優しく……彼女の口中を舐め回した。
 琉衣の息が上がってきた。彼女も興奮してるのだと思うと、僕のモノが耐えきれなさそうに疼きを増していく。
 緊張は、ない。ただ、琉衣のナカに早く挿入りたいという本能だけが僕を支配した。
「ベッドに行こう、琉衣」
「え、きゃっ」
 お姫様抱っこをして寝室に行く。壁一面のペアガラスがダイヤモンドをちりばめたような夜景を映し出していた。琉衣と一緒に見られる東京の夜景は新鮮で、今まで生きてきた中で一番美しいと思えた。
 キングサイズのベッドに琉衣をそっと下ろし、僕はズボンを脱いで彼女にのしかかった。
「け、賢一郎さん」
「ん?」
「どうしてもシャワーはダメなの?」
「そうか、僕も浴びたほうがいいか……」
 わざとそう言って見せると、琉衣は首を横に振る。
「あなたは別にいいの。でも私が……自分が、恥ずかしいだけ」
「じゃあダメ。僕だって君がシャワーを浴びてないのは平気だよ。というか、そのほうがいいんだ。琉衣のそのままが欲しくてたまらない」
 恥ずかしがる琉衣のグレーのパンツに手をかけた。スカートではないのがもどかしい。
「脱がせるよ」
 腰についたファスナーを下げて一気に脱がせた。均整の取れた美しい脚が現れ、彼女はショーツ一枚の姿になる。僕と同じだ。
「そこまで気になるなら、セックスしたあと一緒に入ろうよ」
「い、一緒に?」
「イヤ?」
 彼女の髪をほどきながら問う。
「イヤじゃない、けど」
「じゃあ決まりだね」
 にっと笑いかけると、彼女が僕の頰を小さくつねった。
「いてっ」
「……強引なんだから」
 僕を睨む顔が真っ赤だ。その表情が可愛いから、どうしても言わせたくなる。
「強引な僕が嫌い?」
「……好き」
「僕も琉衣が大好きだよ!」
 嬉しさから、理性が飛びそうなほどの勢いで彼女の唇を蹂躙した。
「んっ、んんーっ、んうっ」
 舌をめいっぱい伸ばして、彼女の舌と絡める。琉衣も一生懸命僕に応えて舌を絡ませてきた。健気な彼女の行動が恋しくて、愛しくて、僕は彼女の頰の裏や舌の根、歯茎までも舐めつくした。
「ん、はぁっ、はっ、苦し……っ」
 ようやく僕の唇から逃れた琉衣は、つらそうに全身で息をしている。しかし、ホッとさせる間もなく、僕は彼女の下半身へ手を伸ばした。
「あっ」
 ショーツの中央を指でなぞると、思った以上に濡れている。湿り気どころの話ではない。
「ねえ、琉衣。ここ、びしょびしょだよ?」
「んっ、言わない、で……!」
「僕に触られて、キスされて、こんなに感じちゃったんだ?」
 薄い耳たぶのそばでささやきながら、ショーツの中にそっと手を入れる。くちゅ、と水音がした。その蜜は生温かく僕の指を濡らす。
「あっ、あ、ああ……」
 琉衣はびくびくと腰を上げて感じている。もどかしくなった僕はショーツをはぎとり、彼女の足の間へ顔を近づけた。そして、小さく震える泉の入り口に唇を押しつける。
「えっ!」
 気づいた琉衣が驚きの声を上げた。
「やだっ、本当にダメ! 汚いから……!」
 やめるつもりはないという意志を、彼女の両太ももを摑んだ手に力をこめて伝える。がっちりとひらかせているので、僕の目の前でそこは、無防備だ。
 柔らかく赤く熟れた入り口を、下から上へべろりと舐めると、琉衣の体ががくんと揺れた。
「あんっ……!」
 自分で出した言葉に驚いたのか、とっさに手で口を押さえている。彼女の反応をもっと見たい僕は、柔らかなひだを舐め続けた。内肉に舌を差しこんで舐めると、あとからあとから僕を欲しがる、生ぬるい蜜があふれ出てくる。
「も、いや……恥ずかしい……」
 涙目になりながらよがる琉衣が可愛くて、さらにいじめたくなった。
「吸うね、琉衣」
「す、吸う……?」
 目を丸くした琉衣は次の瞬間、魚のように腰を跳ねさせた。
「ああっ!」
 包皮の奥に隠れる小さな粒を、僕の舌で剥いたのだ。思った以上の反応だった。僕はその真珠のようにつやのある丸い、小さな突起を吸い続ける。
「あっ、んあっ! や……ぁあ! いっ!」
 琉衣は脚をぴんと張り、下半身をびくびくさせ……放心した。彼女が達したのが僕にもわかった。
 琉衣が脱力しているその間に、ソファに脱ぎ捨てたジャケットを拾いに行く。内ポケットに入れておいたゴムを取り出す動作さえ、もどかしい。急いで琉衣のもとへ戻った。
「琉衣……? 大丈夫?」
 彼女は両手で顔を覆い、体を縮めて羞恥を隠している。
「……大丈夫、じゃない」
「よくなかった?」
「……すごく、よかった。けど」
「けど……?」
「恥ずかしくてたまらないの! 洗ってないのに舐めちゃうなんて……もう、恥ずかしくて、死にそう……」
 いつものように顔も耳も、首まで真っ赤だ。
「じゃあシャワー浴びる?」
「……今さらいい」
「ごめん、琉衣」
 琉衣は体を丸めたまま、くるりと背を向けてしまった。すねている琉衣の髪にそっと触れる。
「琉衣のことが好きすぎて、暴走しちゃったな。ごめん」
「私のことが好きだから舐めるの?」
「それはそうだよ。琉衣だから舐めたいんだ」
「……本当に?」
「琉衣じゃなくちゃイヤだ。琉衣の全部が欲しい。琉衣の全部を知りたいんだよ、僕は。だから触りたいし、キスしたいし、味わいたい」
「……」
「こっち向いて、琉衣」
 ボクサーパンツを脱ぎ捨てて彼女の横に寝そべり、美しい背中にキスを落とす。声は出さないが、琉衣の体が震えた。
「好きだよ、琉衣。好きで好きで、どうしようもない。たまらなく好きなんだ」
 背骨に沿って何度も唇を這わせ、舐めた。
「あ……また、舐めてる」
「だっておいしいから」
「もう……!」
 琉衣が僕のほうを向いた一瞬を逃さない。すかさず腕の中に収めた。
「やっとこっちを向いてくれた」
「……おいしいだなんて、変だよ」
「琉衣にだけだから、許して」
 裸の彼女を優しく抱きしめ、眉根を寄せる琉衣の顔を覗きこんだ。
「大好きだよ、琉衣。君は?」
「……大好き」
「よかった」
 こんなことで嫌われたらどうしようかと思ってしまった僕は、ホッとして彼女に笑いかけた。琉衣と過ごしていた間、いつも彼女に嫌われることを恐れていたから、クセになっているのかもしれない。
「ずるい。そんな素敵な笑顔を見せられたら、私……なんでも許しちゃう」
 琉衣が苦笑いした。その笑みを永遠にひとり占めしたい。
「僕にだけ許してみせて」
「ん……」
 どちらからともなく唇を重ねた。
 舌を絡ませ合いながら呼び覚まされるあの夜の追憶が、僕を甘く溶かす。早く琉衣を僕のモノに、もう一度……。
 もう我慢できない。唇を離した僕は琉衣の唾液を舐め取り、起き上がった。
「琉衣、挿れてもいい……?」
「うん……大丈夫。お願い」
 枕もとに置いていたゴムに手を伸ばす。興奮しすぎて先走り、はちきれんばかりに硬く、そそり立っていた自身に装着する。
 琉衣はどうしていいかわからないといった顔をして、どこかを見ている。初々しいその様子にたまらなくなった僕は、彼女の頰をそっと撫でた。
「挿れるよ」
「……うん」
 緊張している琉衣の、暗く濡れた奥へとゆっくり滑りこませる。僕が一度ひらいただけのそこは、まだきつく、押し入れる力を加減するのが難しい。
「い、痛っ……」
「ごめん、まだ痛むか……」
 余裕を持ってしてあげたいのに、難しい。生温かく湿った琉衣のナカが、彼女の意志とは逆に僕を吸いこもうとするからだ。あまりの気持ちよさに腰が砕けそうになる。必死にこらえていないと、すぐにでも負けてしまいそうなのだ。
「琉衣、キスしよう」
 痛みを我慢する琉衣の唇にキスをする。ひとりで興奮しすぎだ。少し落ち着こう。
 優しくじっくり口中を舐めていると、同時に僕をきつく締めつける琉衣のナカが、やや緩んだのがわかった。そのタイミングを見計らって徐々に腰を進め、根もとまでどうにか沈みこませる。
「全部、挿入ったから」
「ん……、賢一郎、さん」
 艶めかしい姿態と琉衣の唇からこぼれた唾液が目に入る。
 もう、無理だ。一瞬で理性が瓦解する。僕は琉衣を突き上げた。
「あんっ! あっ、ああっ!」
 僕のモノは琉衣の蜜と温かな内肉に締めあげられ、快感でどろどろに溶けそうだった。
「ごめん、琉衣。止まらない……っ!」
 琉衣の両手を摑み、ベッドに押しつけた。そのまま僕は激しく腰を打ちつけ、思うままに快感をむさぼる。
「あっ、あっ、やあ、あっ」
 ベッドがぎしぎしと軋み、彼女の体も僕によって揺さぶられ、そのたびに大きな胸が上下にいやらしく揺れた。
「琉衣、琉衣っ」
「賢一郎、さんっ……!」
 僕が夢中で腰を振っていると、いつの間にか彼女も腰を動かしていた。琉衣の手を離した両手をその細い腰に回し、さらに自身を奥深くまで突き入れる。琉衣は僕にしがみついて嬌声を上げていた。
 しばらく強弱をつけて出し入れし、その後、琉衣の柔らかく大きな胸にしゃぶりつく。
「んあっ、あぁ」
 乳首を舐めて転がしながら琉衣を突いていると、僕を締めつける力がさらに強くなった。
「ああ、琉衣……っ!」
 僕と同じように琉衣も限界なのだろうか。
「賢一郎さん、私、変なの……また……っ」
「いいよ、一緒にイこう」
 僕はこうして琉衣の体を蹂躙しながらも、まだ心の隅に引っかかることがあった。そう、彼女はまだ、僕に何かを隠している。
「あ、賢一郎さん、賢一郎、さん……っ!」
「琉衣、僕に全部、委ねて」
 コンプレックスの相手が誰なのか、なぜそこまで固執して、自分に自信が持てなかったのか。
「あ、もう……私、っ!」
 言いたくないならそれでかまわない。だが今は、僕のことだけを考えてほしい。僕に愛されて、心も体も満たされて、一瞬でいいからコンプレックスを忘れてほしい。
「琉衣、僕のことだけ見て」
「んっ、賢一郎、さんっ」
「僕でいっぱいになるんだ、琉衣……っ!」
 ずんずんと突いて、せりあがる快感を一気に放つ。
「愛してる、琉衣……っ!」
「私も、あっ、愛してる」
「イク……! 琉衣!」
「あ、ああ―っ」
 びくびくと背中をのけぞらせる彼女のナカに、僕はありったけの思いを吐き出した。これ以上ない快感が体中を駆け巡る。
 本当は、琉衣との隔たりとなるゴムなど取っ払って、彼女の蜜がしたたる内肉に僕のすべてを塗りたくりたい。
 君が僕の欲望で汚れてしまうことに喜びを感じるのは、いけないことだとわかっていても、いつかその思いを遂げたい……。



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