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神主サマはスパダリでした_書影大

神主サマはスパダリでした

橘かおる / 著
タカツキノボル / イラスト
ISBNコード 978-4-86669-136-7
サイズ 文庫本
本体価格 本体685円+税
発売日 2018/08/17

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内容紹介

ドSな神主様とのワケあり濃厚セックス!?
蓮見玲人は姉の遺した子供・翔真を引き取った。『視る力』を持つ翔真を守るため、篁稲荷神社の神主・篁右京の霊力に庇護してもらうことに。神社傍の家に住み右京との距離を縮めていく玲人。翔真のように『視る』ことが出来るという、体液摂取のため、三日ごとにキスすることになって!? 不思議な“あやかし”たちとの生活に慣れた頃、濃厚なキスと愛撫を交わすうち、もっといい方法はアレを挿入することと知り、玲人はつい懇願してしまい…。スパダリ・ドSな神主様とのミラクルラブ★
★初回限定★
特別SSペーパー封入!!

人物紹介

蓮見玲人(はすみれいと)

28歳。美貌のプログラマー。姉の甥を引き取るが……。

篁 右京(たかむらうきょう)

31歳。篁稲荷神社の神主。“あやかし”を視ることができる。玲人と翔真を温かく見守る。

蓮見翔真(はすみしょうま)

5歳。霊感があり“視る”力を持つ。

立ち読み

「心臓がどきどきしているね。不安なのかな」
 この期に及んで、篁の方にまだ迷いがあるらしい。玲人にはない。だから言った。
「不安じゃないです。これは期待しているから」
「……男らしいね。優しい顔をしているのに」
 その言葉が揶揄するように聞こえてしまう。そうして時間を稼いでいるつもりなら……。
 玲人は僅かに腕を突っ張って篁と距離を空ける。そしてほっとした顔の篁の前で服を脱ぎ始めた。篁がぎょっとしている。でもそれくらい積極的にでないと、篁も躊躇(ためら)いが振り払えないようだ。
「ちょっ……、玲人君」
 恥ずかしいと思う気持ちを抑えつけ、必死だった。そのときの玲人の頭の中には、翔真のことは全くなかった。本来翔真のために始めたことだったのに。ただ篁に手を出してもらいたいと、それだけ。
 シャツを脱ぎ、ズボンを脱ぎ、最後の下着も勢いで脱ぎ捨てた。室内での仕事が多いので、生っ白い身体を晒(さら)す。そこまでの間、極力篁を見ないようにした。呆れているに違いないその目を見てしまえば、続けられないと思ったからだ。
 全裸で篁の前に立ったとき、気持ちが昂ぶって、予想外に涙が込み上げてきた。ほろりとひとしずく流れたのを見た篁が、慌てたように前に出て抱き寄せた。
「ごめん、君にここまでさせてしまった。僕も我慢できそうにないから、ありがたくいただくよ」
 最後は気分を明るくするためにか、笑みを浮かべた顔で覗き込まれた。今さらながら自分の大胆さに赤面する。さらに赤みは顔だけでなく、全身に広がったのを篁に見られてしまった。
「君は肌まで綺麗だ。もっと見せて」
 肩を押さえた腕で優しく押しやられ、見られまいと身体をくっけようとする。篁はくっくっと笑った。
「もう見ちゃったよ。隠しても無駄。こんなところにほくろがあるのも」
 篁に内股にぽつんと一つあるほくろをつつかれた。ぞくりとする。触られただけなのに、頭の中がぼうっと霞んでいく。
「どうしようかな。ここにはベッドがないから……」
 篁か言った途端、視線の端にベッドが出てきた。
「便利だね、みたま様の結界は。リビングの隣に僕の部屋が繋がっているよ」
 笑いながら言った篁が、ふいに腰を屈めると玲人を抱き上げた。
「あ……」
 慌てて篁の首にしがみつく。至近距離で見た篁の顔は、男らしい美貌と魅力に溢れていた。ただその目が、いつもの優しいそれではなく、捕食者の強い欲望を浮かべている。今から自分は篁に食べられてしまうのだ。そう思うとぞくぞくした。
 篁は数歩歩いてベッドの上に玲人を下ろし、頭の両脇に肘をついて覆い被さってくる。
「好きだよ」
 言いながら篁が口づけてきた。押し当てられた唇がやんわりと動き、食(は)まれる。蕩けてしまいそうな甘い波が、広がっていった。気持ちいい。なに、これ。体液をもらうためにしてきたキスとはまるで違う。
 戸惑ったように視線を揺らしながら見上げた玲人に、苦笑しながら篁が言う。
「そりゃあ、違うだろ。いくら好きでも半分義務でするのと、気持ち全開で口づけるのと。これからしますという誘惑のキスもね、当然粘度が違うよ」
 君をその気にさせなくちゃいけないからと耳語される。息がかかってくすぐったい。ひゃっと首を竦めた。
 篁はさらにキスを続けながら、掌を玲人の身体に滑らせていく。
「滑らかな肌だね。ほんとに綺麗だ。ここ以外には染み一つない」
 ここ、と言いながら触れたのは先ほど指摘された内股のほくろ。
「勃ってるし、よかった」
 ふふと笑いながら篁は、頭を擡(もた)げ始めている正直な場所をぴんと弾いた。
「あ……っ」
 キスしかされていないのに、勃つなんて。無意識に股間を隠そうと手が動く。
「駄目だよ」
 その手を優しく止められた。
「して、と言ったのは君からだ。全部僕に見せてくれなくては」
 そんなふうに言われると、かえって羞恥が募る。自分は童貞ではないし、年相応に経験もしてきているのに、どうしたというのか。純情ぶっていると思われたら嫌だ。
 玲人は強気を装って、脚を開いて立てた。全然平気だと見せつけるかように。それでいて肌が震えているとか、泣きそうな顔をしているとかは、自分のことなのに気がついていない。篁が唇の端を僅かに上げて、そんな玲人の強がりを愛でているなんてことも。
「ありがとう。とても素敵だ。嘗めてもいい?」
「え!?」
 さすがに固まった。
「君のここ、もう甘蜜を出していて、とても美味しそうだから」
「そんな……」
 おそるおそる視線を向けると、期待したその部分は早くもぎんぎんに張りつめ、先端に蜜を浮かべている。自身の正直さに目眩(め まい)がしそうだ。と言って、今さら隠すのもみっともない。
「どうぞ」
 ぎゅっと目を瞑(つむ)り身体に力を入れてそう言った。途端に篁が笑い出す。
「ありがとう。でも、できれば身体の力を抜いてくれる? リラックスしないと解れないよ」
 解れるってどこが! 反射的に胸の中で叫び、わかっているだろ馬鹿、と自らに突っ込みを入れる。きっと訴えるような目で篁を見ていたはずだ。
「大丈夫。僕に任せて。君はここは初めてだろうから、丁寧にするよ。で、お許しをもらったから、先に嘗めるね」
 篁が身体をずらした。細いけれども凜として勃っているその部分を愛しそうに撫で、唇を寄せてくる。思わず凝視して、篁の唇に自身のモノが吸い込まれていくのを直視してしまった。恥ずかしくて、とてもそれ以上は見ていられない。
 篁は玲人のモノに舌を絡ませ、ゆっくりと口から出し入れする。唇を窄(すぼ)めて刺激を与え先端を舌でつつき、浮かんでいた蜜液を啜って玲人を呻(うめ)かせる。尾てい骨から脳天まで鋭い快感が駆け上がった。
 同じ男だからいいところがわかるのだろう。的確な愛撫で、玲人はたちまち追い上げられてしまう。いくらなんでも早すぎだ。唇を噛み、イくのを懸命に堪えて、自分からも手を伸ばすと、服に触れる。え? 篁はまだ服を着ているのか。自分は裸を晒しているのに。
「脱いで、これ」
 襟を引っ張り脱げと急かす。篁は苦笑して半身を起こすと、ばさばさと服を脱ぎ捨てた。下着から現われたモノに、釘付けになる。同じモノのはずなのに、自分とは違う。逞(たくま)しく張りつめた、まさに凶器。自分はアレを欲しいと思うのか。
 ……欲しいらしい。生唾が湧いてきた。嘗めてみたい。でもまずは。
 おずおずと握ってみる。硬い、温かい、そしてぬるっとしている。先端から滲(にじ)む液で幹が濡れいるのだ。見上げると、眉を寄せた顔が見下ろしている。
「玲人に触れているのだから、欲しがるのは当然だろう」
 初めて玲人と呼び捨てにされた。一気に距離が近づいた気がして、心を揺さ振られる。
「イく?」
「まだだ」
「だったら一緒に」
 提案したら篁はちらりと玲人のモノに目をやった。さっきまでイきそうだったが、一呼吸置いたので、なんとか保っている。だが、物欲しそうにゆらりと揺れていた。


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