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9784864572460

Bitter・Sweet ―白衣の禁令―

日向唯稀 / 著
水貴はすの / イラスト
ISBNコード 978-4-86457-246-0
サイズ 文庫本
本体価格 本体618円+税
発売日 2015/08/18
発売 ジュリアンパブリッシング

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内容紹介

「――ずっとお前の傍にいたい…」努力家で優麗なる若社長・白石は、突然の余命宣告を受けたことから二十年来の親友であり天才外科医・黒河への深愛に気づいた。せめて1度だけと心に決めて身を委ねるが、それは至福な一夜と引き換えに狂おしいほどの“生への欲求”を生み、残酷なほど自身を苦しめる。一方、そんな白石への深愛と天命を悟った黒河にも、決断の時は訪れた。最愛の者を救う為に彼が打って出た“最後の賭け”とは――!? 待望の文庫化第二弾!! 書き下ろし有☆

人物紹介

白石朱音

医療機器メーカー「NASCITA」の若き社長。
端正な顔立ちで線が細く、楚々とした雰囲気の持ち主。

黒河療治

東都大学医学部付属病院外科部のエース。
端麗で知的な容姿だが、疲労が溜まると本能のままに行動しようとする。

立ち読み

 欲しいと感じる本能だけが、素直に黒河に向けられた。
「なんか、今夜は酔ってる……」
 洒落た長身のサイドランプと月明かりは、意外に着痩せする黒河の硬質な肉体を浮かび上がらせ、白石の目を恍惚とさせた。
「酒にも、療治にも……、泥酔してる」
 白石は普段は決してさらすことのない黒河の肉体と肌に両手を伸ばすと、自らも抱き寄せる。
「確かに、理性も崩壊してるみたいだしな……、ん」
 スーツを剥いでいっそう華奢になった白い裸体が絡みつくと、黒河はまず待ちわびた唇から貪った。
「ん……っ、ん」
 前触れもなく口内に舌先を潜らせると、濡れた舌先を絡めとった。
「―りょっ……っ」
 疼き、焦れた男たちの肉体は、瞬く間にペニスを持ち上げたことで欲情を示した。
「ゆっくり構えている間に呼び出されても腹が立つからな。とりあえず先に……、一度もらうぞ」
 黒河は脱ぎ捨てたスーツのポケットに、電源が切れていない携帯電話があることを白石にほのめかすと、苦笑を浮かべながらもサイドテーブルに手を伸ばした。
 用意されたオリーブオイルの瓶を取ると、いったん身体を起こして、中身を白石の陰部へと流し落とした。
「……っ、ベッドが……汚れる」
 その生暖かい、覚えのないドロリとした感触に、白石が素に戻って身を捩る。
 目を合わせられなくて、顔を逸らして、瞼を閉じる。
「気にしてられるか」
 黒河は、大胆な行動を見せたかと思えばこうして恥じらう白石を見下ろすと、ニヤリと笑って瓶を戻した。
「ほら、ほぐしてやるから力を抜いてろ」
 イエローグリーンのオイルに浸った陰部に利き手を這わすと、黒河は閉じ気味になった白石の両脚を開いて、まずは軽く勃ち上がったペニスから握りこんだ。
「―っん」
 滴るほどオイルに塗れたそれを擦られると、白石は押し寄せる快感からか唇を噛む。
「綺麗だぞ、朱音」
 ほのかな明かりと身悶える白い肉体とのコントラストに見惚れた黒河が言う。
「っ……っ」
 白石は閉じた瞼をうっすらと開くと、その眼差しでキスを強請った。
「もっと綺麗なお前が見たい」
 黒河はそう言うと、利き手を下肢に潜らせたまま上体を前に倒した。
「―っっん」
 キスを強請る唇を奪いながらも、掴んだペニスを放してその奥を探る。撫でるように陰嚢を揉み上げすり抜けると、そのまま裏筋をたどって秘所に指を這わせる。
「ぁっ……っんっ」
 十分に滑りを帯びた指の先で窄みを弄られると、白石は黒河の首に両手を回して、吐息を漏らした。
「っ……っ、っ」
 オイルを馴染ませながらゆっくりと入り込んでくる指先に意識のすべてを持っていかれると、どうしていいのかわからずに、ただしがみつく腕に力を入れた。
「力を入れるなって。それに、右膝も立てろ。もっと楽に受け入れられる」
 外耳をたどる唇が、優しく指示を出す。
「そう。いい感じだ。スムーズに中が探れるようになった。これならすぐにほぐれる……」
 言われるままに怯える脚を立てると、探りがちに侵入していた指先がグイと奥を目指す。
「―っぁっ! 療治ぃっ!!」
 触れたことも、触れられたこともない場所を擦られると、白石は半ば悲鳴に近い喘ぎ声を漏らした。
「いいだろう? ここ」
 その様子を見ると黒河が、楽しげとも、得意気とも取れる問いかけを白石にする。
「ぁぁっ……っ、何。何? おかしくなる……っ」
「そりゃそうさ。もともと風俗の前立腺マッサージってやつは、医師が患者の精子を採取する際に使ったテクニックから来たもんだからな。これをやられたら大概の男は、勃起しなくても射精するんだよ。なんせ前立腺は感覚神経が集中した、刺激に対する反応性が最も高い場所だからな」
 言い返す間もなく身体を逸らすと、白石は呆気ないほど上り詰める。
「ぁっ……っゃ、んんっ!!」
 意思には関係なく肉体が感じ、密着し合う下腹部に向けて白濁を撒く。


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