アップデートし続けるボーイズラブコミック

いたいけな無垢によこしま

さめざめしないで、心をうめて

唯一の肉親だった祖母を亡くし、ついでに家も職も失ってしまった梅鉢晄(ウメ)は、ひょんなことからホストクラブを経営する醒ヶ井晴臣(サメ)の店で働くことになる。長い間祖母と二人きりで生活をし、ここ半年は祖母が入院する病院とアルバイト先を行ったり来たりする生活を続けていたため、ウメはある意味で世間知らずとなってしまっていた。そんなウメの鈍臭さを感じ取ってか、どこか冷たくて当たりの強いサメにウメは怯えるばかり。しかしサメが作ってくれる温かいご飯や、不器用ながらも見せる優しさに触れるうち、ウメの心は少しずつ、ほんのりと温まっていくのだった。