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S系彼氏_カバー1

紳士なS系数学教師のプロポーズ

石田 累 / 著
鳩屋ユカリ / イラスト
ISBNコード 978-4-908757-47-1
サイズ 文庫
本体価格 本体685円+税
発売日 2016/12/05

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内容紹介

君を誰にも渡したくない
片思いしていた数学教師の長谷川と、偶然お見合いの席で再会した絢音。複雑な家庭の事情で二十歳になったら政略結婚させられる絢音は、長谷川に「嘘でもいいから婚約者のふりをしてください! 」と頼んでしまう。絢音の願いを聞き入れた長谷川は、次第に甘美な愛撫で絢音を翻弄していき――「私は君が思っているような大人じゃない。何度頭の中で、君を淫らに犯したかわからないくらいだ」長谷川が見せる抑えきれない欲望の炎に、絢音の体は快楽に乱されていくが……。甘くて切ない年の差溺愛ラブ❤
★初回限定★
特別SSペーパー封入!!

人物紹介

佐倉絢音

高校時代に両親を亡くし、叔母夫婦に引き取られた。19歳。
初恋である高校の数学教師を忘れられずにいる。

長谷川崇

元高校教師で、現在は大学の理数学部の准教授。36歳。
人の顔を覚えるのが苦手。

立ち読み

「私は、君が思っているような大人じゃない。何度頭の中で、君を淫らに犯したかわからないくらいだ」
 その言葉だけで胸の深いところがズキンと痺れた。舌で耳朶を甘く舐められて、波打つように身体が震える。
「ん……っ、や」
 クチュ、クチュ、と耳の中を淫猥に掻き回されながら、胸をやんわりと押し揉まれる。硬くなってきた先端を指腹で擦られて、絢音は堪らず甘い声を上げた。
「っ、ぁあ……、んっ、先生……」
 勃ちあがった薄桃色の蕾を指先で転がされながら、耳朶を舌と唇で執拗に愛撫される。
 まるで、直に脳髄に快感の波が吹き込まれるようだった。全身に甘い電流が走ったようになって、身体が自分のものではないように艶めかしく波打ち続ける。
「ン……、ああ、やぁ」
 首を横に振って拒否の意を伝えようとしたが、彼は逃げる耳を追って、再び同じ責めを繰り返す。気が狂いそうなほどのもどかしさに、絢音は膝を立て、はしたなく腰を震わせた。
「やぁ、だめ、そこばっかり、……っや」
「だって、佐倉は耳が弱いだろう?」
 意地悪い声。立てた膝の間に、いつの間にか彼の手が入り込んでいる。大きな手は内腿をゆっくりと撫でおろし、指先が薄いショーツの縁にたどり着く。
「んっ……」
 ショーツを押しのけるようにして、しっとりと湿った場所に指が入り込んでくる。それは柔らかな亀裂を撫で、上下にゆるゆると動きながら、甘い蜜を湛えた窪みに沈み込んでいく。
 蜜で溢れた場所をぬるぬると指で掻き回されて、痺れるような快感で声も出ない。その一方で長谷川は、甘く疼きはじめた胸の蕾に舌をあて、そっと唇で包みこむ。
「――っ、やっ、あ、……っ」
 ぬるついた舌先でつつかれて転がされ、敏感になった部分から鋭くて細い快感が身体の奥底に広がっていく。もう片方の胸は、背中から回された彼の手で包み込まれ、蕾の先端を、指腹で優しく擦られている。
「んん、ん……っ」
 ――だめ、そんなにいっぺんにされたら……。
 立てた脚の間では、彼の指が淫らな水音をたてている。柔肉の狭間をぬるぬると擦られ、一番感じる場所をクチュクチュと指腹で弄られる。
 階段を一気に駆け上がるように官能の高みが押し寄せてくる。敏感な場所を三ケ所同時に責められて、声もないままに絢音は腰をひくつかせた。頭の芯で白い光が瞬きはじめ、足にきゅうっと力が入る。
「ン、……や、先生、やっ、やだ、あ、っン、……っ」
 彼の指をのみ込んでいる場所で、ぎりぎりまで高められた感覚が一気に弾けて解放される。快感の後にくる脱力感で、絢音は胸で荒く息をしながら、ぐったりと足を投げ出した。
 絢音の背中から腕を抜いた長谷川が、そっと半身を起こすのが判る。
「……先生、いや……」
 半ば思考が溶けたまま、絢音は弱々しく彼の浴衣の袖を掴んだ。
「やめないで……、いや……」
 まだ、私から離れないで。今夜だけは――朝まで私の傍にいて。
 けれど彼は、絢音の手を緩やかに振り解くと、身体の位置を足の方にずらした。その時になってようやく絢音は気がついた。いつもの長谷川らしくない、微かに乱れた浅い呼吸が聞こえてくる。
 ――先生……?
 おもむろに片足が持ち上げられ、閉じていた脚を開かされる。あっと思った時には、まだ快感の余韻でひくついている場所に、ぬるっと濡れた舌が差し入れられた。
「や……、あ……」
 両手で口を押さえて、絢音は睫毛を震わせた。自分が何をされているのか、にわかに信じられなかった。両腿を抱えられるようにして開かされ、その間に彼が頭を埋めている。そして――
「っ、せ、先生、やだ。いやっ、だめ……っ」
 甘く戦慄く腰を振って、絢音は懸命に逃れようとした。けれど、しっかりと抱え込まれた足はびくともしない。
 熱い吐息。濡れた舌が、柔らかな肉の狭間で淫らに蠢いている。ちゅぷちゅぷと音をたてて沈み、一番感じる場所を甘やかに吸い上げられる。
「あ……、っ……、……」
 両手で口を押さえたまま、絢音は背を弓なりにさせた。
 こんな感覚、想像したこともなかった。信じられない。頭がおかしくなりそうだ。こんな淫らな真似を、想像できないくらいいやらしい舌使いを、あの長谷川先生が……。
 一度は消えた官能の昂ぶりが、急速に身体を満たしていく。開いたままの双眸に涙が滲み、絢音ははしたなく腰を浮かせた。同時に頭の芯に電流が走るような感覚がして、目の前が白くなる。
「はぁっ、ああっ、あああ」
 小刻みに腰が震え、それは長谷川が舌を抜いても収まらなかった。彼は荒い息を吐きながら顔を上げると、まだ戦慄く絢音の腿に、腹部に、胸の丸みに熱っぽく唇をあてた。
「……先生」
 二度も高みに押し上げられながら、それでもまだ彼が離れていくことが寂しくて、絢音はすがるように長谷川を見つめる。
「判っているよ。……というより、もう私がここで終わりにできそうもない」
 初めて聞くような、暗い情欲を帯びた声だった。その声だけで胸の奥深くが疼くように痺れ、もう何も言えなくなる。
 彼は自分の帯に手をかけると、するりとそれを取り払った。浴衣がはだけて、初めて見る素肌が薄闇の中で露わになる。落ちた前髪は目にかかり、影になった双眸は暗い熱を帯びている。
 次に視界に入ってきたものを見た絢音は、胸が一気に熱くなり、眩暈がしそうになっていた。
 先生が私に欲情している。こんなにも激しく――生々しく。
 雄になった男が放つ欲望の匂いに、一気にのみ込まれ、溺れていくようだった。

「あ……、いっ……」
「大丈夫だよ。ゆっくり息を吐いて、身体の力を抜いてごらん」
 絢音は小さく頷くと、浅くなる呼吸を堪え、ゆっくりと長い息を吐き出した。
 痛い。まだ彼の熱塊が扉をわずかに押し開けただけなのに、想像を超えた痛みに身体から血の気が引きそうになっている。
「ン……」
 頭を抱かれ、ぐっと硬い塊が割り込んでくる。焼け付くような一瞬の痛みの後、自分の内部に異物の先端がぬるっと入り込んでくるのが判った。
「……、あ……、っ……」
 柔肉が痛みで悲鳴を上げている。入り口でこれなら、この先どんな苦痛が待っているかと思うと怖くなる。動悸が激しくなって、絢音は長谷川の身体にしがみついた。
「や……、こ、怖い」
「大丈夫だよ。これまで、散々指で慣らしただろう? もう少し我慢してごらん」
「ん……」
 涙で潤んだ目で頷き、絢音は彼の肩に額を押しあてた。
「……もう少し進むよ」
 庇うように頭を抱かれたまま、自分の中に、ゆっくりと彼のものが埋め込まれていく。
「んんっ……」
 途中、ひどく痛い場所があったが、それを越えてしまえば、後は下肢を埋め尽くす圧迫感が全てだった。お腹の中にめいっぱい異物が詰め込まれてしまったみたいで、それが怖くて、ただ胸だけで浅い呼吸を繰り返す。
「よく我慢したね。……入ったよ、全部」

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