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鳳凰皇后 -王女は嫁いで愛を知る-

日向唯稀 / 著
水綺鏡夜 / イラスト
ISBNコード 978-4-908757-32-7
サイズ 文庫
本体価格 本体648円+税
発売日 2016/11/18

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内容紹介

こんなに綺麗で美しい者とその魂を初めて見た
山脈を隔てた隣国、西のロンバルディ国と東の朱国は互いの強敵国から身を守るため、秘密の同盟を結んでいた。更なる結束を求めたロンバルディ国王の決意により、王女ブランシュは愛凰と名を改め、皇子・炎鳳へ人質同然で嫁ぐことに。婚儀の夜、炎鳳は己の血でシーツに血痕を残す。「愛の無い行為では意味がない。愛凰を信じて待つ」と言ってくれて…。一つになることを望んだ愛凰は純潔を散らされて…❤ 愛に包まれながら、立派な皇后へと一歩ずつ成長するラブロマンス。
★初回限定★
特別SSペーパー封入!!

人物紹介

朱 愛凰(ジュ・アイフゥァン)

ロンバルディ国ではブランシュ王女。
朱の国に嫁ぎ名を愛凰と改名した。

朱 炎凰(ヂュ・イェンフォン)

朱の国の第一皇子。
政治・軍事には長けているが、恋には不器用?

立ち読み

「ひゃ……、んっ」
 自分でも驚くような声が漏れる。
 次第に炎鳳の指先が、溢れ始めた愛蜜で滑り始めるのがわかる。
 ゆるゆると撫でていたその指が、滑り込むようにして愛凰の中に忍んできた。
「……っ、ぁっ!」
 驚く間もなく、親指の腹で粒を弄られる。
 中で蠢く炎鳳の長い指と相まって、愛凰は自分でもよくわからないまま色めいた声を漏らし続ける。
 ――濡れていく。
 炎鳳の指が出入りする度に、くちゅくちゅと淫靡な音がしているような気がした。
 部屋に焚かれた微かな香まで、何か色めき立った媚薬でも混ざっているのかと思えてくる。
 ――事実? 錯覚?
 身体も意識も蕩けそうでわからない。
 どうして炎鳳がこんなにも丹念に弄るのか、ここばかり弄られているような気にさえなる。
「炎……鳳っ……んんっ!!」
 全身が震撼したのは、突然のことだった。
 弄られ続けた一点から全身に緊張と快感が駆け巡り、愛凰の身体がその意志とはまるで関係なく反応した。
 中でも炎鳳の指に絡みつく内部は、まるで噛みしめるようにして震えている。
「いったか。素直でわかりやすくていい反応だ」
「――?」
 炎鳳がゆっくりと指を抜く。
 何を聞かれたのかわからないまま戸惑っていると、「もっと、見たくなる」と微笑み、身体をずらした。
「炎鳳っ、何を!」
 慌てて起き上がりかけた愛凰を制しつつ、華奢な脚を開いて顔を埋めてくる。
「あ……っ!!」
 濡れた密部にキスをされ、反射的に膝を閉じるも肩に阻まれ許されない。
「なるべく傷を付けないためだ」
 身体をねじり、捩る以外に為す術のない愛凰の密部を、炎鳳が淡い茂みごとかきわける。
 自分でさえ目にしたことのない密部を暴かれ、舌を這わせられて、愛凰は悲鳴が上がりそうになる。
「いや……、ぁっんっっ」
 感情とは裏腹に漏れた悦びの声に、絶望感さえ覚えてしまう。
「――甘い。愛凰は、すべてが甘く、美味い」
 こんなことが〝いい〟なんて。
 自分の身体が悦びとして捕らえるなんて。
「やめて、炎鳳っ。だめっ」
 言葉で否定すればするほど、もっと強く、もっと激しく、もっと奥までそれをしてと強請っているようで、頭の中がぐちゃぐちゃになる。
 それこそ炎鳳の唾液と愛蜜が入り交った密部のように――。
「今だけ我慢しておけ」
「そうではなくて……あんっ」
 炎鳳が再び指で中を弄ってきた。
 ゆるく抜き差しされる度に、自分の耳さえごまかせないほど、くちゅくちゅと音がする。
「んっ……っ」
 まるで彼を導くように、誘うように胎内から蜜が溢れる。
 炎鳳の指の動きが滑らかになればなるほど、それを愛凰自身が悦んでいるようで、恥ずかしい。戸惑いも合わさり、愛凰が眉を顰める。
「――何もかもまとめて我慢だ。俺を愛しているなら、すべて委ねろ」
 それを〝辛い〟と感じ取ったのか、それとも〝悦び〟と見抜いたのか。炎鳳の声色がいっそう甘美なものになり、語尾だけが少し命令調だ。
 だが、それが更に愛凰の背筋をぞくりとさせる。白い肩が、乳房が、そして腰までもが蠢いて乱れて、揺れてしまう。
 まるで、これでは足りない。もっと強く感じる何かがほしいと強請るように――。
「……炎鳳っ」
 すると、執拗に中を探る指の動きに合わせて、小さな粒を舌先で弾かれた。
「ぁんっ!」
 再び大きな快感が起こると同時に、震撼を覚えた。痺れるようなそれが一点から全身に走る。
 しかし、なおも炎鳳は愛凰を攻める。
「も……だめ。炎鳳……っ。私……、変になって……しまう」
 指の先、爪先が波打ち際のように、寄せては返す快感に震えた。
「自分が……わからない……っ」
「それでいい。俺のことだけが、わかっていればいい」

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