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枯れた薔薇_カバー1

あぶない魔王のお気に入り 神様、話が違います!

葉月クロル / 著
椎名咲月 / イラスト
ISBNコード 978-4-908757-96-9
本体価格 本体1,200円+税
発売日 2017/05/27
フェアリーキスピンク

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内容紹介

初恋こじらせた魔王サマの溺愛は暴走気味!?
ええっ!? 私は恋愛対象外の女子じゃないの!? 過剰に愛でる、触る、溺愛する、俺様魔王と異世界トリップヒロインのノンストップ❤︎ラブコメディ!︎
二十歳の誕生日に異世界に召喚されてしまったルイ。神様からハッピーな楽チンウハウハ生活を保証……されたハズが、超絶美形の魔界の王ジルに攫われてしまう。「対象外のちんくしゃ」とルイを呼ぶほど、傲慢で俺様なジルだったが……「人間の娘のくせに魔王たるわたしの心をかき乱すとは不敬な!」ドヤ顔で不器用な愛を告げるジルは、若干ずれ気味かつ暴走気味!? 魔力の譲渡を理由にルイに濃厚な口付けをするジルに、次第にルイの胸は高鳴って……。世界の危機が迫る中、過剰すぎる溺愛の《救国の魔王》とルイ。二人の恋の行方は!?
「わたしは非情なる魔界の王なのだから、こんな小娘になんぞ……ああ! 我慢できない!!」

立ち読み

「ちょっと筋肉うさぎ! これは自分の手下でしょ、ウシオさんになにするの!」
 すべての怨霊を叩き落とした両手をパンパンと払いながら、味方すら冷酷に殺そうとする黒ずくめの魔王に向かって、ルイが怒鳴りつけた。
「わたしは筋肉うさぎではない」
 ミノタウロスの肩にまたがったルイは、魔王を睨みつけた。
「じゃあ、うさぎじゃなくてあんたはなによ!」
「魔界の魔王だ」
「本当に根性悪ね、魔界の魔王! さっきからわたしに喧嘩を売ってんの!?」
「お前など喧嘩の相手にもならんな、このちんくしゃ」
 冷静に悪口を言われてルイは顔をひきつらせた。美形に容姿を貶されるのは非常に頭にくるのだ。
「ちん……う、うるさいわね、陰険キモ男! あんたこそ、このルイさんの相手になんないわ! 攻撃がひとつも当たんないくせに、偉そうにしてんじゃないわよ! このっマジキモ男!」
「陰険キモ男だと!? ちんくしゃな小娘の分際で、このわたしに向かって陰険……キモ男、だと」
 強大な力を持つ、生まれてこの方ただひたすらに畏れ崇められてきた魔王は、か弱い人間の女性に初めて面と向かって罵られ、悪口を言われて言葉を失い、唇を震わせた。
 陰険なのは魔族の特性でもあるのだから仕方がないにしても、キモ男というのは容姿のみならず性格や存在そのものに対する否定である。魔王という地位もあり、容姿端麗な美形魔族であるため常にちやほやとされていた魔王を、まさかの全否定する言葉である。
 ちらちらと意味ありげに白い脚を見せる女性にこんなことを言われて、彼はかなり動揺していた。
「こんなに可愛い女性に向かって、物騒な物を投げて攻撃したあげくちんくしゃな小娘ですって!? このひょろひょろヤギ角陰険キモ男!」
「ひょ、ひょろひょろ……」
 さらなる悪口を言われ、生まれて初めて心が傷ついた魔王は、よろりとよろめいた。
「おい、陛下に向かってなんてことを……」
 ミノタウロスは自分にまたがっている、無謀な少女(に見えるが二十歳)に注意した。
「黙れウシオ! さあ、わたしが楽しいシャンガスタ生活を送るのを邪魔した奴、前へ出ろ!」
 召喚者は、ちょっと前へ出るどころか大きく後ろに下がった。魔族ともあろう者が、ルイのことをちょっぴり怖く思ってしまったのだ。
「ウシオ、アイツを捕まえるのよ!」
「呼び捨てか! 俺はウシオではないし、なんで貴様ごときの言うことを聞かねば……ああああ、角を揺さぶるな! わかったから!」
 ルイを肩車したミノタウロスは、彼女の言う青い顔の召喚者を捕まえて引きずり出した。
「貴様、この迷惑な小娘を引っ張ってきた責任をとれ! まったく余計なことをしやがって」
「いいえ、わたくしはあくまで陛下のご指示に従っただけで……あわわわ」
 巨漢の牛男に宙吊りにされた上に魔王にギロリと睨まれて、青緑色の男はさらに青くなった。
「こんな小娘を魔界に置いておくと、ろくなことにならん! 貴様、責任をもって送り返せ! デウゼフィーの野郎に押しつけちまえ! 陛下、いいですね?」
 ミノタウロスに言われ、瞳に心の傷をちょっぴり残した魔王が首を縦に振ろうとしたとき。
「それは得策ではございません」
 地を這うようなか細く気味の悪い声がして、魔王の影の中からゆらゆらと黒い物が立ち上ってきた。それは、魔王の背と同じくらいの高さに来ると、グレーの人物になった。薄ぼんやりした身体に白い顔の、不気味で陰気な男だ。
「チェルノボグ。訳を言ってみろ。わたしはこんなちんくしゃな小娘をもう目に入れたくない」
「それなら見るな、陰険キモ男、ばーかばーか」
 非常に大人げない二十歳、それは小松崎ルイ。
 ミノタウロスに肩車されながら、アカンベーをして、魔王のこめかみをヒクヒクさせる。
 冷酷非情で皆に恐れられる美形の魔王なのに、高いプライドがすっかりルイに引きずり落とされているところが不憫である。思わず目頭を押さえてしまう魔族すらいた。
「陛下、ここは冷静に利益をお考えください。今この娘を戻してしまったら、デウゼフィーの思う壺でごさいましょう。腹の立つ人間ではありますが、力を復活させる鍵であるのかどうかを見極めた上で処分なされた方が賢明でございます。帰してから後悔してもどうにもなりませんので」
「……まあ、そうではあるな」
「牢にでも入れて、尋問なさっては……と言いたいのですが」
 影は薄い身体を魔王に寄せ、耳元でこっそりと囁いた。
「陛下、この娘には守りの力が強くかけられているため、拷問できません。となると、自然に陛下に協力したくなるように仕向けられるとよいかと」
「どういう意味だ?」
「つまり……」
 影は意味ありげに口元を歪めた。
「身も心も陛下のものにしてしまえばよいのです。魔界一の魅力的な陛下にかかれば、あのような小娘、コロッと」
「うむ、コロッと」
「そうすれば、煮るなり焼くなり陛下のお心のままに……」
「……そうだな。あのようなちんくしゃな小娘には食指が動かんが、仕方あるまい」
 実はルイの白い脚が気になって仕方がないのだが、そんなことはおくびにも出さずに言う魔王。
「あれでも磨けばひか……りそうにありませんな。どんな美女も思うままの陛下には、ゲテモノ食いの妙、とでも思っていただくしか……」
 影は、非常に気の毒そうに言った。魔王は「あれはゲテモノだ」と小さく頷いた。
「では、まずはあの小娘をもてなして、懐柔してしまいましょう」
「ちょっとそこ! なにをこそこそ話してるの?」
 ルイが訝しげに言った。
「いえ、我々には誤解があるようだと話しておりました」
 陰気な影男が、精一杯愛想よく言った。
「わたくしは魔界の宰相を務めさせていただいております、チェルノボグでございます。どうかお見知りおきを。お嬢さま、魔界へようこそ。我々はお嬢さまを歓迎させていただきます」


◇◇◇◇◇


「魔力を送り込むには、粘膜同士の接触が一番効率が良いし、お前の場合はそれ以外の方法では充分な魔力を受け取れない」
 あまりの内容に、ルイは唇をわなわなと震わせた。
「ってことは、この場合、粘膜って」
「……口、だな」
「ひいいいいいいいーっ!」
 さっきから奇声をあげてばかりのルイを、ジルナシアスは無表情に見た。
「やらねば垂れ流しだが?」  
「垂れ流しはいやーっ!」
「それはわたしも嫌だ。ルイ、いい加減観念しろ。粘膜の接触と垂れ流し、どちらを取るのだ? 何度も言うが、わたしはお前の垂れ流しの始末などしたくない」
「わたしもされたくないよ!」
「意見が一致したな」
「いや、でも、ね、どうして?」
 なんとなく言い負かされたルイの頭を片手で支え、ジルナシアスは「いくぞ」と一言だけ告げた。
「待って! どうしてこうなったのかがまだよく理解できないの!」
「いい加減に観念しろと言っている。痛くないぞ、お前を食いちぎるのではないのだからな」
 黒眼黒髪の美形青年に抱きしめられたルイが混乱して「そういうことを言ってるんじゃないのよおおおおおっ!」と悲鳴のような声をあげたが、青年の腕は緩まない。
「これは他意のない、緊急措置にすぎんのだ。そんなに怖いのなら目を閉じていろ」
 表情に感情を表さない青年の顔が近づいてきて、ルイのまだファーストキスをしたことのないピンクの唇が、男性らしくて形の良い唇で覆われた。
「んっ、んんんーっ!」
(なんで、なんでわたしはちゅーされてるのおおおおっ!)
「口、開けろ」
 男性の舌が、ルイの無垢なる唇をなぞり、優しくくすぐった。ちゅっ、と音を立てて、ジルナシアスの唇が離れた。
「ルイ、力を抜いて口を開けろ。唇同士の接触だけでは、充分な魔力の譲渡はできんぞ」
「んんんんんーっ!」
 身体を強ばらせていやいやするルイ。ジルナシアスはいくら口づけても唇を固く結んだままのルイを見つめながら、ズボンを穿いた彼女の脚に右手を滑らせた。その下に隠されている白くて滑らかな肌を思いながら、優しく何度も脚を撫でる。するすると滑る男の手の感触や、彼の手のひらから伝わってくる体温を感じて、ルイは頰を火照らせた。
「や、ジル」
「ルイ、力を抜いて、唇を開けろ……」
 耳をかすめるくらいに唇を近づけ、ジルナシアスは囁いた。
「これは緊急措置だから、仕方がない。大丈夫だ。怖くない」
「でも……」
「怖くない」
「あん」
 甘い声を注がれ、耳に口づけられたルイは、思わず声を漏らしてしまう。
 唇はそのまま首筋を滑り落ち、顎の先に口づけると、こんどは頰に押し当てられた。ジルナシアスの右手は脚を撫で、腰を滑り、また脚に戻る。
「ね、ジル、やめて……」
「怖くないから」
 唇は頰からルイの唇へと滑り、彼の舌が柔らかくその間に滑り込んだ。
 ルイは、鼻にかかった声を出した。自分の舌がジルナシアスの舌に絡められるのを感じて、恥ずかしくて仕方がないのに、段々と頭がぼんやりしてくる。
 ジルナシアスは、ルイの舌をこねながら、魔力をたっぷりと注ぎ込んだ。冷静に仕事を果たしているつもりなのに、赤く染まったルイの顔や、甘い吐息や、潤んだ瞳を見て口づけているうちに、次第に彼女の口腔を真剣に探究するようになってくる。ルイの舌を唇で挟んでしごき、ぬるぬるとこすり合わせ、歯列を探り、上顎の感じやすい部分を探り当てた。
「ん……ん……」
 ルイは口づけに翻弄され、抱きしめるジルナシアスの腕にぐったりと身体を預けている。
 もうとっくに充分な魔力を送り込んだというのに、魔王ジルナシアスは自分の腕に囲い込んだ柔らかくていい匂いのする獲物をいつまでもいたぶり、思う存分味わったのであった。


◇◇◇◇◇


「誰にも見せたことのないこの白く柔らかな身体を、一晩中かけて暴いてやる。この世のものとも思えぬほど気持ちよくして、ドロドロのグズグズにして……」
「ううううう……」
 とうとう半泣きになるルイ。
 ジルナシアスは笑いながら彼女を抱きしめ、浮かぶ涙に口づけた。
「なんて可愛いのだ。そんな顔をされたら、余計にそそられるのだが」
 もうどうしたらいいのかわからなくておろおろするルイを、ジルナシアスはベッドに押し倒した。そして、首のあたりに顔を埋めると、首筋に沿って舌を這わせた。
「あんっ」
 甘い鳴き声をあげてしまい、ルイは目を見開いて両手で口を押さえた。
(変だわ、わたし、なんでこんなに気持ちよくなっちゃったり、声が出ちゃったりするのかしら?)
 ルイが爆睡しているのをいいことに、ジルナシアスが毎晩、欲望をたぎらせた不埒な手で彼女を愛撫して、身体を調教したせいである。
「声を殺すな、好きなだけ鳴け」
「でも……」
「急激な成長をしたり、ルーゼリアの力を受け入れたりしたから、まだ身体が不安定なのだ。仕方ないことだからお前が恥ずかしがる必要はない」
「……そうかなあ」
「そうだ」
 噓だ。
 しかし、力強いジルナシアスの言葉に納得してしまうルイ。
 さすが魔王、お腹の中まで真っ黒だ。
 元々香苗の手によりメンタルを強くたくましく育てられたルイである。仕方ないなら仕方ない、と観念した彼女は、すっかりリラックスしたのであった。

「ああん、ジルぅ」
「……ここがよいのか? こっちは?」
「あっ、いっ、ああん!」
 ルイは快感に震え、身体をのけぞらせた。
 ジルナシアスは胸の尖りを口の中に含み、舌先で転がしていたぶりながら、時折甘く嚙んでルイに嬌声をあげさせる。
 空いた手は休むことなく、脚の付け根の肉ひだや膨らんだ粒を可愛がる。もうぬるぬるに濡れたそこを滑る指先は、触るか触らないかの微妙な強さで感じやすくなった秘所をくすぐるように刺激し、ルイの腰は『もっともっと』と強請るように左右に揺れてしまう。
 さすが魔族を統べる魔王ジルナシアスである、女体の責め方もねっとりじんわりと非常に陰険だ。いたぶり方の年期が違う。
「ジル、ああ、もう」
 イきたいのにイけないもどかしさに、身体を震わせて涙ぐむルイ。ジルナシアスは美しい笑みを浮かべながら彼女の肌に手のひらを滑らせる。
「どうした、ルイ? どうして欲しいのか言ってみろ」
 蒼い瞳を潤ませて、性感に翻弄されるルイだが、何しろこれが初体験だ。何がどうなっているのかよくわからないために、言葉にして伝えることができない。
「言えないのか? では、いろいろ試してやろう」
「ああーっ!」
 全身が敏感になっているルイは、脚を撫でられただけで声をあげてしまう。
「白くて滑らかで、美しい脚だな。すべてわたしのものだから、好きにさせてもらおう」
 足の先まで撫で下ろしたジルナシアスは、色っぽく笑ってルイに流し目をくれると、そのまま唇を足先に近づけた。
「ああっ! やあっ!」
 ルイが驚いたことに、ジルナシアスは彼女の足の指を口の中に含んでしまったのだ!
「やっ、やめて、あっ、あああーッ!」
 美形男性に足の指を舐められるという衝撃の体験をしたルイは、驚きのあまり拒否の声をあげたが、くすぐったいはずのそこをジルナシアスの舌でなぶられたとたんに、身体を貫くような快感に襲われて、嬌声をあげてしまった。
「あん、ダメ、そんなところ、ああああーッ!」
 こみ上げる快感がどんどん強まっていき、足を摑まれたルイはのたうち回った。
「なんで、そんな、ああっ、ああん、やあっ」
 身悶える彼女の脚の間からは、多量の蜜がトロトロと零れ落ち、男を誘って淫猥な光を放つ。
(そんな、なんでなの? 足の指を舐められただけで気持ちよくなっちゃうなんて! わたし、わたし……)
 自分は変態なのかと不安がこみ上げるルイだったが、変態なのはジルナシアスなのだ。毎晩毎晩、ルイの脚を愛撫するだけに飽きたらず、彼はそっと足の指を口に含むと……そう、ルイの知らないうちに、彼はそんな淫猥であぶない行為に及んでいたのだ。
 ゆえに、彼女の足の指が立派な性感帯として開発されていても仕方がないのである。
 ジルナシアスはちゅぽん、と音を立てて口から指を抜いた。そして、ルイと視線を合わせて妖艶な笑みを浮かべた。
「ここがいいのか?」
 恥ずかしがって真っ赤になりながら、ルイはいやいやした。
 しかし、嫌がる女性をいたぶるのも、魔王としての立派なお仕事……なのかどうかはわからないが、この上なく嬉しそうでいやらしい笑顔のジルナシアスは言った。
「そうか、まだ足りないのか。では、もう少々」
「いや、もうやめて、待って、ジル、あああーッ」
 足をがっしりと摑み、ジルナシアスはルイの羞恥に燃える顔を見つめて愛でつつ、舌を伸ばして足の指の一本一本を丁寧に舐めながら、片手で膝のお皿や膝の裏、太ももの内側などの弱い部分を撫でてくすぐる。
「ああっ、もう、ダメぇっ」
「ダメではなくいいのだろう? こんなにいやらしい蜜を零しているぞ。お前は足を舐められて感じてしまったのか」
「ち、ちがっ、ああん!」 
「違わんな、お前のここはこんなに濡れて、ほら、指など吸い込みそうな勢いで求めてるぞ」
「あああーッ!」
 魔族というのは、しつこく、ねちっこく、執念深く、責めるとなると容赦がない。ジルナシアスは酷薄そうな表情でルイの秘所に指を差し入れた。
「あ、そこは、ああん、やあん!」
 男を知らない場所に指を入れられたルイは、抗議しようとしたが、ジルナシアスが再び足の指を舐め回し始めると快感で何も言えなくなる。愛液があとからあとから流れ出て、ジルナシアスの手を濡らす。
「そんなによいのか、可愛い奴め」
 偉そうに言ってはいるが、思う存分ルイの身体(特に脚)を味わうことができて、ジルナシアスこそ興奮していた。余裕のないルイが気づいていないだけで、彼の股間のモノはとうにガチガチに硬く立ち上がっている。
 そう、ルイを余裕でいたぶっているように見えるが、自分の方が大変な状態の魔王陛下なのだ。
「そんなによいのか、ふっ」などと言っているが、心の中では(ルイ可愛い可愛いこの脚がたまらんもうたまらんなんでこんなに白くてすべすべでああ気持ちいい少し嚙むぞああもう指舐めるぞこの指たまらん可愛い美味しい美味しい)という煩悩がエンドレスで繰り返されているのだ。
 見た目は冷静なイケメン魔王。しかし呼吸は時折ハアハアと荒くなり、いきり立った男性自身からはもう突撃準備のラッパが鳴り響いている。
「ああ……ルイ……」
 彼は秀麗な美貌が歪むのも恐れず再びルイの足の指を口いっぱいに含むと、激しい舌使いでちゅぱちゅぱレロレロと指を舐めくすぐった。同時に、彼女の中に差し込んだ指を速度を上げて前後に抜き差しして、指の先を曲げて中のよいところを責める。
「ふあああああっ!」
 いきなり湧き上がった快感にのたうち回り、妙な声をあげてしまうルイ。
「うああん、はあん、あん、あん、ああん!」
 しかし、容赦ないジルナシアスは、責めの手を休めない。足の指を愛でて愛でて、これでもかと責め立てて、舐め尽くす。
「あ、も、イっちゃう、あ、あ、ああああああーッ!」
 急速に快感の頂点へと引っ張り上げられたルイは、とうとう極まり、足の指でイってしまったのであった。

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