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オーロラの国の花嫁_書影2

オーロラの国の花嫁

妃川 螢 / 著
えとう綺羅 / イラスト
ISBNコード 978-4-86457-232-3
サイズ 文庫本
本体価格 本体573円+税
発売日 2015/06/18
発売 ジュリアンパブリッシング

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内容紹介

北極圏を彩るオーロラの国で独り窮地に陥った洵を救ってくれたのは、北欧貴族のアレクシスだった。彼の古城に招かれて、至れり尽くせりの待遇を受ける洵。その恩返しとして洵が演じる事になったのは、彼の“花嫁”役で!? 大切に扱われるうち、次第に彼に惹かれていく洵。自分は偽物だから、そんなに優しくしないで…そう訴えた洵に、アレクシスは蕩けるキスと、初心な柔肌に過ぎる程の快感を与えてきて…。フィンランドの古城で煌めく、御伽噺みたいな恋❤

人物紹介

姶良洵

童顔で少女のような面もちの大学生。
カフェを経営している従兄を訪ねてフィンランドに来た。

アレクシス・エーヴェルト・ヴィルマン

絵に描いたような金髪碧眼の美丈夫。
フィンランド貴族で世界的に名を馳せる企業の創業者の孫であり、筆頭株主。

立ち読み

「や……ぁっ」
 頰から首筋に淡いキスが降る。薄い胸を探られて、ツンと尖った胸の飾りをきゅっと抓られた。
「ひ……っ、あ……っ」
 反射的に膝頭を擦り合わせようとして、狭間を探るアレクシスの手に阻まれる。白い太腿を撫でられ、腰を包む薄い布地を引き下げられて、欲望を直接握られた。
「……っ! は……ぁ……っ」
 震える手でアレクシスの腕に縋る。やめてと言いたいのか、もっと触ってと言いたいのか、もはやわからなくなっている。ただ湧きおこる熱は止めようがなかった。
「洵」
「や……んんっ」
 瞼や頰に淡いキスを受け取りながら、アレクシスの手管に翻弄される。自慰しか知らない洵の欲望は、たちまち先端から蜜を滴らせはじめた。
「い…や、だめ……出ちゃ……」
 長い睫毛に溜まった涙が、紅潮した頰を零れ落ちる。それを追うように淡いキスが降らされる。
 張り詰めた欲望に絡む長い指の刺激は容赦なく、洵の肉欲を煽りたてる。ぽろぽろと涙を零す洵をあやすように、やさしいキスを降らせながらも、手は放してくれない。それどころか敏感になった先端を爪先に抉られて、洵は高い悲鳴を上げた。
「ひ……っ! あ……ぁっ」
 白濁が薄い腹まで飛び散って、白い内腿が痙攣する。アレクシスの手に嬲られて吐精してしまったのだと気づいて、涙に潤む瞳から大粒の涙が零れ落ちた。
「や……って、言った…のに……っ」
 ひどい……と詰じる。その唇に啄ばむキス。
 その間にも局部を嬲っていた手はさらに奥へと伸ばされて、洵の後孔を探った。
「や……な、に……?」
 戸惑いに長い睫毛を瞬く。
 その反応から洵が未経験であることを察したのか、アレクシスが手を引く。だがホッとしたのも束の間、背中からシーツに倒され、膝に手をかけられた。
「……え? や……っ」
 膝を割られ、明るい陽の下に局部を曝される。吐き出した蜜に濡れそぼつ欲望が露わになって、洵は全身を朱に染めた。
 つい今さっき射精したばかりだというのに、アレクシスの視線に曝されて、洵の欲望が頭を擡もたげる。白い肌を戸惑いと羞恥に震わせながらも、あさましい肉欲を露わにして、まるでもっと触ってほしいと訴えるかのようにしとどに蜜をあふれさせている。
「や……ど、して……」
 どうしてこんな反応をしてしまうのか。はじめてのことに動揺して、洵はぽろぽろと涙をあふれさす。アレクシスは「可愛いよ」と膝の内側にキスをして、それから内腿に愛撫を落とした。
 やわらかな肌に刻まれる情痕。
 ただ呆然とアレクシスの愛撫を受け入れるよりほかない洵は、あさましく勃ち上がった欲望が、アレクシスの口腔に捕らわれる瞬間を目撃してしまった。
「ひ……ぁっ、あぁ……っ!」
 途端、背を突き抜けたのは経験のない快感。自慰とはまるで違う濃い喜悦に、高い声を上げて背を震わせる。
「あ……ぁっ、だめ……放し、て……っ」
 瞬く間に頂に追い上げられて、洵は慌てた。熱く絡みつく舌に射精を促されて、我慢できなくなる。
「は……ぁっ、―……っ!」
 懸命にこらえようとしても無駄だった。抗う術もないままにアレクシスの口内に白濁を吐き出してしまう。
 痙攣したかのように跳ねる腰を押さえつけ、アレクシスの舌が残滓まで啜った。
「あ……ぁ、んっ」
 解放の余韻にぐったりと瘦身を沈ませて、洵はシーツに肢体を投げ出す。白い太腿は淫らに開かれた恰好のまま。その太腿をさらに大きく開かれ、腰が浮くほどに膝を折られる。
 狭間を熱いものに舐られて、洵は高い声を上げた。
「ひ……っ」
 双丘の狭間を舐められたのだ。後孔の入り口をほぐすようにアレクシスの舌が蠢いて、さきほどまで洵の欲望を嬲っていた長い指が、今度は後孔を探りはじめる。
「い……や、痛……っ」
 はじめて感じる異物感に喘いだのも束の間、内壁を擦られて、途端に腰が跳ねた。
「……っ! ひ……ぁっ、や……ぁっ!」
 感じる場所を容赦なく抉る指が、洵の内部を蕩かせていく。浅い場所を舌先に抉られて、身体の奥が疼きはじめる。
 後孔を嬲られて感じるなんて恥ずかしいと思うのに、濃い肉欲は隠しようもなく、洵は啜り泣いた。
「だ……め、ダメ……っ」
 お願い許して……と、泣きじゃくりながらアレクシスの豪奢な髪に手を伸ばす。けれど、力の入らない指ではやわらかな髪を混ぜる程度の抵抗しかかなわなくて、それどころかもっと強い刺激が欲しいとばかりにアレクシスの頭を引き寄せてしまう。
 口では嫌だダメだと言いながら、身体がまるで反対の反応を見せていては、聞き入れられるはずもない。
 後孔を舐られて、またも欲望があさましい反応を見せる。
 アレクシスの髪を混ぜていた手を自身の欲望へと促されて、唆されるままに指を絡めたら、放せなくなってしまった。
「あ……ぁっ、い……いっ」
 甘ったるい声で喘ぎながら、自慰に耽る。後孔を舐られながら、蜜を滴らせる自身の欲望に指を絡め、扱く。
 情欲に染まった思考は、もはや正常な判断力を失くして、ただ目の前の肉欲を追い求めるばかり。
 初心な肉体が奔放に欲情に溺れるさまは、アレクシスの目を存分に愉しませて、大人の男の理性を揺さぶる。もっと泣かせてもっと甘い声を聞きたいと、嗜虐心も露わに荒々しい行動へと駆り立てる。
 自分の反応が墓穴を掘っているなどと考えの及ばない洵は、この場でただひとり頼れる存在に縋るばかりだ。
「アレ…ク……」
 舌ったらずな声で愛しい人の名を呼ぶ。

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